授乳の間隔がこういう場合は黄色信号です

赤ちゃんが欲しがるだけ授乳したほうがいいといっても、こんな授乳間隔だと、ちゃんと飲めていない可能性があります。

 

WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」

第2章 母乳育児の生理学基礎 

2.12 授乳にかかる時間と間隔

 

もし赤ちゃんが、毎回の授乳で30分以上というような長い時間吸い続けたり、1-1.5時間おきよりも頻繁に欲しがったりする場合は、赤ちゃんの乳房への吸着の仕方をチェックして、改善する必要があります。

授乳が長すぎたり頻回過ぎたりする場合は、哺乳が効率的じゃなくて赤ちゃんへ母乳がうまく渡っていないサインと見なされます。

 

通常、これは下手な吸着が原因で、乳頭の痛みが起こる可能性があります。

 

乳房への吸着の仕方が改善されれば、母乳の伝達はもっと効率的になって、授乳は短く、回数は少なくなるかもしれません。

同時に、乳頭のダメージのリスクも減ります

 

「授乳の間隔」とは一般的に、「最初の授乳をスタートした時間から、次の授乳をスタートした時間までの間」です。

例えば、

「9:00に授乳を開始して9:10まで飲んで、次の授乳が10:00から始まった場合」も、

「9:00に授乳を開始して9:30まで飲んで、次の授乳が10:00から始まった場合」も、

授乳の間隔は1時間、ということです。

 

赤ちゃんは、長く飲みたい時もあれば、すぐ止める時もあるだろうし、しばらく授乳のことを忘れる時もあれば、飲んだばっかりなのにまた飲むの!?という時もあります。

 

なので、単純に時間だけでちゃんと飲めているか判断することは不可能で、

「毎回」授乳が30分以上かかったり、「毎回」授乳間隔が1-1.5時間も空かなかったりする場合は、上手く飲めていない可能性がある

ということです(新生児と低出生体重児は除く)。

さらに、乳首に痛みがあれば、乳房への吸着の仕方がよくない確証になると考えられます。


<他に問題がなければ気にしなくて大丈夫>

授乳間隔が1時間未満の授乳がよくあっても、それが「毎回」ではなく、母子ともに、乳房トラブルや体重増加不良などもない場合は、お母さんの乳房や赤ちゃんの飲み方の組み合わせとして、その必要がある時間帯や時期である、ということだと思います。

赤ちゃんは順調に育っているのだから、自信を持って、そのまま続けていいんです。

 

粉ミルクの缶に書いてある数字や、他人の授乳回数を目安にしていると、母乳育児を軌道に乗せることは難しくなります。

母乳の正しい知識がない専門家は「長く吸い続けることは母乳不足のサイン」と言ったりしますが、それは間違った判断方法なので、気にしなくて大丈夫です!


<授乳間隔が一定じゃなくても自然なこと>

悪い吸着の仕方が原因で頻回授乳になっている場合は、ポジショニングを改善すれば、授乳の所要時間が今より短くなることや、間隔が今より空くこともあるようです。

 

ただ、赤ちゃんの成長のスピードも一定ではないので、授乳間隔が開いてきたと思ったらまた頻回に戻るなど、流動的になるのが自然なことです。

頻回授乳に逆戻りしても不安にならないで→※赤ちゃんは急速に成長する時期がある|よく泣く赤ちゃんの原因②

 

授乳回数が多い・授乳にかかる時間が長い、などで悩んでいる場合は、【「母乳育児が軌道にのる授乳方法」やり方・疑問・悩み|まとめ】にWHOガイドラインや各論文をまとめてあるので、それを読んで、不安を吹き飛ばしましょう!

どうやったら効率良く哺乳できるのかについては、タグ【#ポジショニング】で詳しく解説しています。

2017/1/29更新

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