母乳育児をやめたくなるほど、母乳が出過ぎて辛い|過分泌のサイン

母乳育児は母子の組み合わせによって、いろんなパターンがあるけれど、こんな様子があったら、それは「母乳過多・過分泌」になっているのかもしれません。
「たくさん出るなら良いことじゃない」
「そのうち治まるよ」
とないがしろにされがちですが、当事者のお母さんや赤ちゃんにとっては深刻な悩みなのです。
母乳過多・過分泌の徴候
赤ちゃん
- よく泣く。いつもぐずっていたり、落ち着きがなかったり。
- 授乳中、勢いよくごくごく飲んだり、むせたり、咳きこんだりすることがある。
- 授乳中、乳首を噛んだり、ひっぱったりすることがある。
- 体をこわばらせて反り返り、叫ぶ時もある(落ち着かない)
- おっぱいをくわえさせてもすぐ離す繰り返しで、授乳がバトルのようになる
- 授乳時間がとても短い(トータル5-10分しか飲まない)
- おっぱいが好きで求める様子を見せたかと思うと、まるで嫌いで拒否するかのような様子を見せたりもする
- 授乳後、げっぷやおならを頻繁にし、大量に吐き戻すことも多い
- 豪快な音を立ててうんちをする(うんちは緑がかっていたり、水っぽかったり、泡立っていたり)
- ものすごい勢いで体重が増えることもあれば、全然増えないこともある
お母さん
- ほとんどいつも、胸が張っているように感じる
- 授乳していない時にも母乳が漏れる
- おっぱいは頻繁に詰まり、乳腺炎や感染症に発展することもある
- 授乳中に赤ちゃんが途中で口を離すと、母乳が飛び散る(特に授乳開始直後)
- 授乳中に、反対側のおっぱいから大量に母乳が漏れる
- 乳頭の痛みがある
赤ちゃんがイライラして落ち着きがなかったり、しょっちゅう泣いたり、あまり体重が増えなかったりすることで、「母乳が足りてない」と思ってしまうお母さんも少なくないようですが、そうではありません。
こうなってしまう原因→※母乳過多・過飲症候群はなぜ起こるのか?
対処法→※母乳過多を防ぐ授乳方法|根本解決のヒント
参考文献などはこちらから
母乳過多を解決するために必要なのは根性ではなく科学的知識
しこり・詰まり・乳腺炎などのトラブルを根本解決するためには、上手におっぱいに吸着させるスキルが欠かせません。タグ#ポジショニングをチェックしておきましょう。
母乳過多の原因や対処法についての記事一覧は、母乳過多から見ることができます。
他の方の体験談は、経験談(母乳過多)から見ることができます。コメントする前に、似たような経験談が載っていないか探してみてくださいね。
書籍「ちょっと理系な育児(母乳育児編)」にも、母乳育児を快適にするヒントが盛りだくさんです。
2017/5/13更新
はじめまして。
生後2ヶ月の子を生後1ヶ月ころから完母で育てています。(最初はうまく咥えられず搾乳してあげていました)
完母になってすぐ右に白斑ができ、
その後乳腺炎になり高熱が出ました。
左の方が出がいいのですが、
姿勢や咥え方が悪かったのか
右にトラブルが発生したようで
いまはしこりは残っていますが右は落ち着きました。
いまは左の方がはりやすく、しこりもあります。痛みはありませんが、ゴツゴツしています。
普段の授乳は左右で10分以内、間隔は日中3ー4時間(たまに5時間)、夜間は起こさなければずっと寝ていて、無理やり起こしてあげていますが、起きずに少し飲んで寝てしまうこともしばしばです。1日の授乳は6〜8回です。
トラブルがあったこともあり、
1ヶ月の間に桶谷式マッサージに10回ほどいき
3ヶ月くらいで赤ちゃんとのペースがあってくる
授乳は毎回左右をのませること、3時間以内
寝てても起こしてあげる
食事も制限しなさい
と指導されましたが、
欲しがっていないのにあげること(大人主導の授乳)に疑問を感じる一方で
いつまたトラブルになるかわからない恐怖や焦りで
3時間経っても起きない赤ちゃんにイライラしてしまいます。
記事を読ませていただき、
わたし自身については母乳過多があてはまりました。
ほとんどいつも、胸が張っているように感じる
(最近では授乳後1.5時間くらいは張らないこともでてきました)
授乳していない時にも母乳が漏れる
頻繁に詰まり、しこりができ、乳腺炎になる
授乳中に赤ちゃんが途中で口を離すと、母乳が飛び散る(特に授乳開始直後)
授乳中に、反対側のおっぱいから大量に母乳が漏れる (特に右からあげると左はびしょびしょ)
乳頭の痛みがある(授乳中、授乳間、授乳後など様々)
また、それにより赤ちゃんにも影響が出ているのではと思います。
授乳中、勢いよくごくごく飲んだり、むせたり、咳きこんだりすることがある。
授乳中、乳首を噛んだり、ひっぱったりすることがある。
体をこわばらせて反り返り、叫ぶ時もある(落ち着かない)
おっぱいをくわえさせてもすぐ離す繰り返しで、授乳がバトルのようになるときもある
授乳時間がとても短い(トータル10分以内)
おならが多く、うんちは頻回、水っぽく粘り気がある、たまに豪快な音を立ててうんちをする
1日に2.3回少量の吐き戻しがある
ただ、授乳と授乳の間機嫌が良かったり、よく寝ており、グズグズしても抱っこすればだいたい泣き止みます。またここ最近の体重は5日で300gほど増えています。1ヶ月⇨2ヶ月では1400gほどの増加でした。
授乳時間が辛く、毎日おっぱいのことを考えています。
可愛い時期をこんな思いで
過ごしたくないという気持ちがあり、
たくさん出ているなんて贅沢な悩みだ
赤ちゃんとのペースがあってくる
という解決にならないアドバイスをもらうたび
母乳をやめてしまいたい、
ミルクなら笑って余裕を持ってすごせるのではと思う毎日です。
ネットには根拠のないものがたくさんあり
いままで振り回されてきましたが、
こちらにたどり着き根拠もあることから
試してみたいと思いました。
様々な記事を読ませていただきましたが、
またトラブルが起こるかもしれないこわさもあり、
左右差と過多どちらから取り組めばいいか
混乱してしまいました。
ポンピングをして、両方を空にしてから
出の悪い右を中心にあげればよいのでしょうか。
アドバイスいただけますと幸いです。
はじめまして。
大変な日々でしたね。母乳育児をやめたくなるのも、もっともだと思います。
左右差と過多のどちらを優先するかなど、細かい条件は個人差があるので、やってみて改善すれば続け、合わなければやり方を修正する必要があるのです。
ポンピングは、どちらかというと赤ちゃんの症状が重い場合に効果的なのかなと思いますので、今はしなくてもいいかもしれません。
1日試して効果がない、または悪化すればやり方がよくないサインと考えて対処すれば間に合うので、まずは試してみるのはいかがでしょうか。