母乳を2歳以上まであげるべき4つの理由

離乳食を始めるには授乳時間が空かなきゃいけない?

生後半年を過ぎたら母乳の栄養はなくなる?

1歳過ぎても母乳をあげるのは赤ちゃんにとってよくないこと?

 

補完食と母乳のバランスをめぐる迷信的アドバイスはたくさんありますが、以下は、科学的根拠をもとに、WHOが定めているガイドラインです。

 

WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」

第3章 補完食

3.1補完食の指導原則

原則2. 母乳は2歳以上まで、頻繁に、子どもの要求に応じて与えましょう。

 

母乳育児は補完食とともに2歳以上まで続けましょう。

子どもの要求に応じて、子供が求めるたびに授乳しましょう。

 

  1. 母乳は補完食よりも質の高い栄養素を含んでいます。
  2. 赤ちゃんを守ってくれる防御因子も与え続けることができます。
  3. 母乳は病気の時の重要なエネルギー源と栄養源になります(7)。
  4. それに加え、第1章で述べたように、母乳育児は急性の病気のリスク、そして慢性の病気のリスクを減少させることができます。

 

~母乳でまかなえるエネルギーと栄養素~

月齢6カ月から12カ月の子供:必要なエネルギーの半分以上と、さまざまな質の高い栄養素を与えることができます。

12か月から24カ月の子供:必要なエネルギーの3分の1までと、さまざまな質の高い栄養素を与えることができます(6)。

 

子供たちは補完食を始めると授乳回数が減る傾向にあるので、積極的に授乳して哺乳量を維持する必要があります。

 

“離乳”に関しては、日本は迷信と言ってもいい数々のアドバイスが氾濫しています。

「離乳食」というネーミング自体も、科学的じゃないし、時代遅れになりつつあります。

 

 

また、「離乳食」は、「乳離れのための食事」と表現されている通り、「離乳食が始まれば母乳は重要じゃなくなる」「離乳食の完了期(1歳半頃)になっても授乳を続けているのは間違い」「離乳食を食べないなら断乳すべき」などなど、何かと母乳と対立しがちです。

 

一方で、「補完食」は、母乳と食事はそれぞれ子どもにとって重要なものであり、「赤ちゃんに必要なものを補い合うパートナー」として考えられています。

大人と比べて食べる能力が低い、幼い子どもにとっては、母乳と食事の両方が大切な栄養源なんですね。

 

母乳は免疫学的に2歳以上まで重要

第2章まとめ|誰も教えてくれなかった、おっぱいと母乳の基礎知識

 

第1章まとめ|なぜWHOは母乳を推進するのか

補完食についてのWHOのガイドラインは【第3章まとめ|補完食は離乳食と別のものです】を読めば、全てが分かります。

行儀が悪い・食べない・食べ過ぎる・アレルギーなどについての悩みは【離乳食の悩みから解放されたい!補完食のヒント集】をどうぞ。

2017/4/7更新

 

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