授乳しているつもりで飲めていない|その他のサイン

いくら「頻回授乳が重要だ」と言われても、

「赤ちゃんが欲しがるままに毎日長時間授乳しているけど、限界を感じる」

「自分は母乳の生産能力が低い気がする」

と思ってしまうこともあるかもしれません。

 

実は、授乳が頻繁すぎる場合や、長時間おっぱいから離れない場合、授乳しているつもりでほとんど飲めていないことがあるのです。

効率の悪い哺乳のサインをまとめます。

 

授乳中、チュッチュッ、カポカポなど、吸てつする音がする

どこかすき間ができているので、口を外して最初からやり直しを。音がしなくなれば、上手に吸てつできているサインです。

 

上手におっぱいに吸着できないと、母乳が溜まっていても飲めないのです。

口の外し方は、赤ちゃんの口の端から小指を入れて真空状態を開放すると良いかもしれません。

 

授乳中、赤ちゃんの舌が、皮膚を擦っている感覚がある(痛みを感じる)

舌がフィットできずに、吸てつするたびにすべっています。

舌が乳房にフィットしている場合、痛みや、舌の感覚はなくなります。

 

直母量が極端に少ない

母乳の生理学から考えると、直母量は何gあればいいのかは、定義することは不可能なんじゃないかと思います。

とはいえ、「出産して数日以上経っているのに一ケタ」など極端に少ない場合は、乳房にきちんと吸着できていないことを、まず最初に疑います

吸着の仕方が修正できれば、哺乳量も徐々に増えていく可能性が高いです。

 

※母乳不足を疑って直母量を測る場合、緊張してオキシトシン反射が抑制されて、いつもより大幅に哺乳量が少なくなる可能性があります。

直母量は「上手におっぱいに吸着できているか」「オキシトシン反射が起こったか」のヒントにはなりますが、それ以外の判断材料としては信頼度が低いので、あまり気にしないのが一番です。

毎回直母量を量っている場合は、それだけで哺乳不足になってしまうことさえあるかもしれません。

 

 

授乳に時間がかかる

授乳に毎回30分以上かかる場合は、上手に吸着できずに哺乳効率が悪くなっている可能性が高いです。

ただし、時々、30分以上かかるのは、単にそういう時間帯、または、そういう時期なだけかもしれません。授乳にかかる時間は、月齢問わず、長かったり短かったり、流動的なものなのです。

 

また、WHOによると、新生児や小さく産まれた赤ちゃんは、授乳の途中で寝ながら飲むことも多く、「順調に、授乳が長時間になっている」可能性もあるそうです。

その場合、お母さんの負担を減らせるように、#ポジショニングを参考に、楽な授乳姿勢を探してみるといいかもしれません。

ダウン症などを含めて筋力の弱めな赤ちゃんは、直母だけでなく、搾乳も利用できるといいようです。

 

赤ちゃんは、産まれた後も飲み方を学習していくようなので、最初はうまくいかなくても大丈夫です。逆に、いつまでも良くない飲み方を続けていたり、哺乳瓶やおしゃぶりを使っていたりすると、その飲み方を覚えてしまって上手に直母できなくなる(修正に時間がかかる)こともありうるので、気づいた時点でできるだけ早く、良い飲み方をリードし始められるといいかもしれません。

 

解決方法は?

上手な吸着については、【最も短時間・少ない回数で母乳を効率よく飲むには(図解)】にポイントがまとめられています。

 

母乳育児はスキルが重要!

この記事では、「乳房への吸着」に焦点を当てています。楽に授乳する方法は、タグ#ポジショニングをどうぞ。

授乳頻度や授乳回数などについては、【「母乳育児が軌道に乗る授乳方法」のやり方・疑問・悩み|まとめ】をチェックしてくださいね。

書籍「ちょっと理系な育児(母乳育児編)」に、母乳育児の悩みやトラブルを根本解決するための情報がまとめられています。

 

参照

授乳の間隔がこういう場合は黄色信号です

低出生体重児への授乳方法

ダウン症の赤ちゃんへの授乳方法

直母量が少ない?でも大丈夫!数値の見方

2017/5/13更新

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