片手で抱くとやりやすい|低出生体重児への授乳の仕方(図解)
在胎週数36週以降に産まれた、低出生体重の赤ちゃんへの授乳の仕方と、
低出生体重の赤ちゃんに直母すると、どういう風に哺乳するのかの説明です。
WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」
第6章 例外的に困難な環境の乳児の適切な栄養法
6.1.2 飲ませ方
在胎期間36週以降の赤ちゃんは、直母で十分な量の母乳を飲むことができます。
医療スタッフは、お母さんと赤ちゃんがスキンtoスキン・コンタクトを行えるように、そして産後できるだけ早く直母させられるように、介助しましょう。
フットボール抱き(図16(左))や、胸の反対側から赤ちゃんを腕で支える抱き方(交差横抱き、図16(右))をお母さんに教えましょう。
これらの授乳の姿勢は、赤ちゃんがとても小さい場合に、特にやりやすいです。
赤ちゃんが乳房に上手に吸着できていることを確認しましょう。
低出生体重の赤ちゃんが初めて哺乳する時は、授乳中にかなり頻繁に、そして長い休憩を取るかもしれません。
授乳に1時間もかかるかもしれません。
しかし、その休憩しているすきに口を離してしまわないことが重要です。
赤ちゃんは、3時間またはそれより頻繁に、要求に応じて哺乳させてあげましょう。
もし赤ちゃんが効率的な哺乳が難しかったり、直母するとすぐ疲れてしまったり、順調に体重が増えない場合は、直母の後にコップで搾乳を飲ませましょう。
または、反対の乳房を飲ませてみてから、コップで搾乳を飲ませましょう。
赤ちゃんができるだけ楽に、短時間で、効率よく哺乳するためには、ポジショニングのスキルが欠かせません。
直母だけで必要な量をまかなえない場合は、搾乳も飲ませてあげられるといいんですね。
搾乳量をアップさせ、効率的に搾乳し、コップで赤ちゃんに飲ませるためのコツは、タグ#搾乳をどうぞ。
2017/4/6更新
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。