妊娠中から知っておきたい!低出生体重児の母乳育児の始め方

低出生体重で産まれた赤ちゃんは、直接あるいは間接的におっぱいを飲むことができない場合があります。

 

WHOは、そんな場合でも母乳育児ができるように、様々な対処法を指導しています。

以下は、産科施設が努力するべきことや、お母さんはどんなやり方ができるのかについてのガイドラインです。

 

WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」

6章 例外的に困難な環境の乳児の適切な栄養法

6.1.1 何を与えるべきか?

 

●直母ができない低出生体重児は、通常、新生児特別治療室でケアされる必要があります。

お母さんが治療室の中、または近くに滞在できるようにするために、あらゆる努力が行われるべきです。

そうでなければ、お母さんは、毎日、治療室でできるだけ長い時間を過ごすようにしましょう。

母乳育児が確立すれば、こまめに経過観察を行いながら、自宅でケアを続けることができます。

 

●母子の絆作りと、母乳育児の両方を促すために、赤ちゃんとお母さんはできるだけたくさん、スキンtoスキン(スキントゥースキン)・コンタクトを取りましょう。

赤ちゃんを抱き上げたりできないほど状態が良くない場合は、お母さんが、少なくとも赤ちゃんに話しかけたり、手で触れたりできるように、配慮するべきです。

 

●お母さんは、授乳と搾乳をスムーズに立ち上げるために、可能なら、産後6時間以内に、熟練した介助を受けましょう。

お母さんは、24時間の間に少なくとも8回は搾乳しましょう。

 

病院にいない場合は、自宅で搾乳します。

搾乳は、赤ちゃんの月齢と体重に応じて、1~3時間ごとに飲ませることができます。

 

 

極低出生体重児は、経口または経胃栄養法が始まり次第、すぐにビタミンDとリン酸を補足することが推奨されます。

全ての低出生体重児は、生後6-8週の間に鉄分を補足することが推奨されます。

 

赤ちゃんが入院している間、お母さんは何をすればいいかイメージがわきにくいですよね。

 

下記のようなことを、できる範囲でトライしたり、産科施設にお願いしたりできるといいんですね。

  • 産後6時間以内に、授乳や搾乳を開始する
  • 搾乳は1日8回以上する
  • 赤ちゃんと一緒に病院に滞在する
  • それが無理なら、面会できる時間はできるだけそばにいる
  • スキンtoスキン・コンタクト(お母さんの上半身と赤ちゃんが裸で触れ合うように、洋服や布団の中で抱っこする)をできるだけとる
  • それが無理なら、赤ちゃんに話しかけたり、手で触れたりする

 

搾乳をより楽に、たくさんするためのコツや基礎知識はタグ#搾乳をどうぞ。

低出生体重児・早産児の栄養法|もくじ

 

関連記事

理系育児オススメ記事

ページ上部へ戻る