ダウン症・脳性まひの赤ちゃんへの授乳の仕方(直母・コップ)
ダウン症や脳性まひの赤ちゃんに授乳する際の注意点と、授乳の仕方についてのWHOのガイドラインです。
WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」
第7章 乳房の管理と母乳育児におけるさまざまな障害
7.17 子どもの病気・黄疸・奇形
<徴候>
ダウン症や脳性麻痺の赤ちゃんは筋力が弱いので、乳房に吸着し、哺乳するのが難しくなります。
<対処法>
お母さんはダンサーハンドポジションを用いて、赤ちゃんを乳房に吸着させる方法を教えてもらいましょう(図21)。
※赤ちゃんの口を乳房に密着させておくために、あごと頭を支えます。
このような赤ちゃんは哺乳がゆっくりなので、お母さんは搾乳して、コップやチューブでもいくらか飲ませましょう。
お母さんが子どもと絆を作り、子どものためにベストを尽くしていると感じ、それを持続するためには、さらなるサポートとカウンセリングも必要かもしれません。
筋力が弱い赤ちゃんの場合は、直母の他に、搾乳を飲ませる方法もあるんですね。
直母だけではまかなえない分を搾乳することで、母乳の分泌を維持する効果も期待できます。
WHOは、お母さんが「子どものためにベストを尽くしている」という自信が揺らぎそうなときも、一人で頑張るのではなくサポートやカウンセリングを十分に受けながら、赤ちゃんを育てていくことを推奨しています。
2017/4/5更新
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