乳首をくわえさせても、嫌がるように吐き出す|授乳のサイン

夜間授乳

「母乳が出ていない」と不安にならないで。

「母乳がおいしくない」と自信を失わないで。

赤ちゃんはうまくおっぱいに吸着できずに、とまどっているのかもしれません。

考えられる原因と対処法をまとめます。

①生後数日は、単純に、まだやり方が習得できていない場合もある

最初は下手でも、何度も良い吸着の仕方をリードしてあげることで、あるいは成長するにつれ急速に口が大きくなることで、徐々に上手になるでしょう。

助産師さんいわく、最初は「赤ちゃんは羊水飲んでるし、母乳どころじゃないから焦らなくて大丈夫。落ち着いて何度でもトライしてみて」だそう。

おっぱいへの吸着が得意じゃない赤ちゃんの場合は、【交差横抱き】が授乳しやすいかもしれません。

②泣くたびに授乳している

赤ちゃんが泣いてから授乳するタイミングでは、遅いのです。

泣いている赤ちゃんは、冷静に乳首をとらえるのがとても難しくなります。

おっぱいに吸着するには舌が下の歯茎より前に出ないといけないのに、泣くと舌が引っ込んでしまうし、乳首をとらえるためのルーティング反射を起こそうとしても、それどころじゃなくなってしまいます。

授乳のベストタイミングは【「泣くたび授乳」は遅すぎる!サイン授乳の仕方】で説明してある、赤ちゃんのサインを参考にしてみてください。

③哺乳瓶やおしゃぶりを使っている(乳頭混乱)

赤ちゃんが、哺乳瓶やおしゃぶり特有のスキル(口の開き方・吸てつの仕方・ポジショニングなど)を身につけてしまい、直母ができなくなる危険性があります。可能なら、避けましょう。

哺乳瓶からならゴクゴク飲むのに、おっぱいを拒否するような様子を見て、「母乳が出ていない」と勘違いしてしまうお母さんも多いようですが、実際は、母乳は出ているけど飲めないだけのようです。

授乳拒否には【赤ちゃんとのスキンシップ】が効果があるかもしれません。

ミルクや搾乳の補足が必要な場合は、【カップフィーディングのやり方(図解)】が役に立ちます。

母乳が足りない不安感が強い場合は、【母乳不足と乳頭混乱の板挟みを解消したい】も参考にどうぞ。

④赤ちゃんがあごを引いた状態で乳房に吸着している

たとえば、自分が巨大ハンバーガーを食べるとき、首とあごの角度がどうなるかイメージしてください。私たちも、あごを引いたまま大きな口は開けられないですよね。

赤ちゃんも、首の後ろを手で支えて、あごを少し上げて大きく口を開けないと、乳房にかぶりつくことができないのです。

赤ちゃんのあごは、とても重要なチェックポイントです。どんな状態が良いのか、【最も短時間・少ない回数で母乳を効率よく飲むには(図解)】で確認しておきましょう。

母乳育児はスキルが重要!

この記事では、「乳房に吸着させるコツ」に焦点を当てています。楽な授乳姿勢などは、タグ#ポジショニングをどうぞ。

授乳頻度や授乳回数などについての疑問は、【「母乳育児が軌道に乗る授乳方法」のやり方・疑問・悩み|まとめ】をチェックしてみてくださいね。

2017/5/13更新

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