補足量別・ミルクの減量スケジュール

赤ちゃんの月齢に関係なく、母乳を増やしてミルクを減らすことは可能です。

母乳育児に「手遅れ」という言葉は存在しないのです。

 

理想は、「母乳育児の専門知識」と「熟練したスキル」をもつ医療機関で、カウンセリングと経過観察をしてもらいながら、ミルクの補足を減らしていくべきです。

自己判断による補足減量は、リスクがあるからです。

 

でも、今の日本には、母乳育児の専門知識と熟練したスキルを持つ専門家はとても少ないんですよね。

出会えたら運がいいし、うまくいく可能性が高いけど、実際は知識やスキルのない専門家による迷信的アドバイスで、迷宮入りすることがほとんどです。

 

なので、迷宮入りしつつあるお母さんのために、ベストではないけど、せめてベターな方法をということで、WHOのガイドラインと自分の母乳育児の経験をもとにした減量方法です↓

 

●前提条件●

  • お母さん自身が、「もっと母乳をあげたい」と思っていること
  • ミルクの補足は哺乳瓶を使わずに、カップフィーディングなどですること
  • 最初に、乳房への吸着の仕方に問題がないかチェックすること(下にリンクがあります)
  • 母子の組み合わせによって、最適な授乳回数はバラバラ!ということを理解し、できるだけ赤ちゃんが泣く前に頻回直母すること(泣いてからじゃ遅い!)
  • 減量開始する前に、1週間に赤ちゃんの体重がどれだけ増えているかチェックしておくこと
  • 直母とミルクの時間を毎日記録すること(ミルクの量も)
  • 減量開始後も、1週間おきに赤ちゃんの体重を量ること
  • 無理な減量はしないこと
    例えば、減量開始後、1週間の体重変化がそれまでより大きく減ってしまったら、その時点での補足量をキープしたまま、頻回直母を頑張り、様子を見る。1週間後、体重変化が安定したら、減量を再開する。

 


<母乳寄りの混合栄養の場合(ミルク100 ml程度)

直母回数が1日に10回未満だった場合は、直母回数を増やして頑張れば、1週間程度でミルクが不要になるかもしれません。

最初の3日くらい直母回数を増やして(10-12回以上)頑張り、それからミルクを50 mlずつ減らしていきます。

ミルクをやめるかどうかは、お母さんの勇気次第なところもあります。

 

すでに超・頻回直母をしていて、これ以上回数を増やすのは無理!という場合(特に母乳育児がスタートしたばっかりの時期)は、ポジショニングが悪い可能性が高いです。

それをなんとか改善できれば、1回に飲める母乳量が増えるので、ミルクもすぐに不要になるでしょう。

 


<母乳とミルクが半々の混合栄養の場合(ミルク200-500 ml程度)

直母回数が1日に10回未満だった場合は、授乳回数が少なすぎるのかもしれません。

すでに10回以上していた場合は、ポジショニングが悪い可能性もあるので、なんとか改善してから減量スタートできるといいです。

 

1週目:直母を10-12回以上頑張り、ミルクは1日に10 mlずつ」減らしていく

例えば、ミルク量1日トータル300 mlからスタートしたなら、2日目は290 ml3日目は280 mlになるように減らしていきます。

 

2週目1週目の体重増加が順調だったら、直母10-12回以上を続け、ミルクは1日に20 mlずつ減らしていく

 

3週目2週目の体重増加が順調だったら、直母10-12回以上を続け、ミルクは1日に30 mlずつ減らしていく

 

4週目3週目の体重増加が順調だったら、直母10-12回以上を続け、ミルクは1日に40 mlずつ減らしていく

 


<ミルク寄りの混合栄養の場合(ミルク600-800 ml程度)

直母回数が1日に10回未満だった場合は、授乳回数が少なすぎることが原因かもしれません。

すでに10回以上していた場合は、ポジショニングが悪い可能性もあるので、なんとか改善しながら減量スタートできるといいです。

 

1週目:直母を10-12回以上頑張り、ミルクは1日に10 mlずつ減らしていく

例えば、ミルク量1日トータル600 mlからスタートしたなら、2日目は590 ml3日目は580 mlになるように減らしていきます。

 

2週目1週目の体重増加が順調なら、そのまま同じやり方を続ける

 

3週目2週目の体重増加が順調なら、直母10-12回以上を続け、ミルクは1日に30 mlずつ減らしていく

 

4週目3週目の体重増加が順調なら、直母10-12回以上を続け、ミルクは1日に40 mlずつ減らしていく

 


<いつまで頻回直母は必要?>

本来は、ミルクを補足する分、母乳の生産量は減少し、ミルクを減らして授乳回数を増やせば、母乳の生産量も増える、単純な仕組みなのです。

 

でも、例えば、「1日に9回直母していたのを10回に増やしたけど、母乳が増えない!」なら、それは10回でも足りないということでしょう。

もう少し増やせば、母乳の生産量も増えるかもしれません。

 

ミルクが不要になった後、授乳回数はどうするべきかですが…

乳房に溜められる母乳の量が多いお母さんの場合は、生産量が増えた後は、それまでよりは授乳回数は減るかもしれません(目安は1日に8回以上)

そうじゃない場合は、赤ちゃんに必要なトータル量を飲ませるためには、そのまま頻回直母を続けることが必要かもしれません。

 

月齢によっても、授乳回数は増えたり減ったりするのが自然なことです。

 


<関連記事>

●母乳が溜まっていても、ポジショニングが悪いと赤ちゃんの口に入りません→※ポジショニング

そもそも、本当にミルクは必要なの?→※母乳不足感

コップは時間がかかるし、赤ちゃんを抱っこしなきゃいけないけど、それが母乳の生産量アップにも役立ち一石二鳥です→※カップフィーディングのやり方(図解)

授乳回数が増減するのにはこんな理由も→※赤ちゃんは急速に成長する時期がある|よく泣く赤ちゃんの原因②

出生体重から、ラインに沿って増えていれば大丈夫→※月齢に対する体重不足が分かります|WHOの体重月齢曲線

母乳が増える仕組みは時期によって変化します→※赤ちゃんの月齢別・母乳の生産量をアップさせるコツ

 

書籍「ちょっと理系な育児 母乳育児編」に、母乳不足感を打ち消すための科学的知識がまとめられています。

2017/4/15更新

関連記事

理系育児オススメ記事

ページ上部へ戻る