毎日同じようなメニューだけどいいのかな?離乳食と偏食

補完食の時期(月齢6カ月~23カ月)の子どもは、偏食や、好き嫌いをすることも多いですよね。

WHOは、赤ちゃんが食材を拒否する場合、食材の組み合わせを変えてみることも提案しています。

補完食を食べさせるためにしていいことと悪いこと|応答性栄養法

組み合わせが変われば印象も変わるので、食べる気になってくれるかもしれません。

例えば、ご飯好きの子ならご飯に細かく調理した食材を混ぜる、肉好きの子なら、ハンバーグやギョーザなどに野菜を入れてしまう、などでも食べてくれるかもしれません。

毎日混ぜご飯やハンバーグでもいいんです。

混ぜ込む食材を日によってほんの少し変えれば、十分に様々な栄養が摂れます。

例えば「ご飯」があまり好きじゃないなら、じゃがいもなど別の炭水化物にしてもエネルギーは補給できます。

イモ類が主食の国もたくさんあります。

バナナが大好きだったら、バナナに肉や野菜を混ぜてもいいんです。

イモに肉や野菜を混ぜたものを「主食兼おかず」にしてもいいんです。

でも、「嫌いな食材だと分からないようにごまかして食べさせていると、いつまでたっても食べられるようにはならない」と主張する専門家もいますよね。

みじん切りにしてなんでも混ぜ込む作戦は、アリなのか?ナシなのか?

ここで、優先順位を整理してみましょう。

「離乳食」は時代遅れになりつつあるし、やり方は決して理にかなっているものでもないので、ここではWHOが推奨する「補完食」として考えます。

補完食の目的は「月齢6カ月~23カ月の子どもに、母乳やミルクでは足りなくなったエネルギーと栄養素を補うこと」です。

補完食で最低限守るべきルールはこれだけです。

①無理強いしないこと

②必要な栄養素を補うこと

これ以外の悩みはいったん忘れましょう。

つまり、食材の形を心配するより、確実に食べてくれる方法を優先しましょう。

補完食の時期の子どもは、「野菜の味が絶対に嫌」と分かっている訳じゃなく、気持ちによる部分も大きいですよね。

無理強いしていると、その食材や、食事そのものに対する嫌なイメージが刷り込まれてしまうので、将来的な影響の方が心配です。

大人でも、小さい頃の経験で食事が嫌になった記憶がある人もいると思います。

逆に、小さい頃はダメだったけど大きくなると食べられるようになった食材もあると思います。

まだ食習慣は始まったばかりなのです。

お互いのペースをつかむために、子どもに必要な栄養を摂らせるために、大人の方が頭を使って工夫するのはいかがでしょうか。

「こう調理するべき」ではなく、「いかに栄養補給してあげられるか」に重点を置けば大丈夫なのです。

補完食についてのWHOのガイドラインは【第3章まとめ|補完食は離乳食と別のものです】を読めば、全てが分かります。

行儀が悪い・食べない・食べ過ぎる・アレルギーなどについての悩みは【離乳食の悩みから解放されたい!補完食のヒント集】をどうぞ。

2014/5/7更新

 

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