基準は体重ではありません|低出生体重の赤ちゃんが退院できる条件
低出生体重で産まれた赤ちゃんが退院できる目安についての、WHOのガイドラインです。
「体重が何g以上になればOK」というのが基準になるわけではないようです。
退院する前に医療スタッフと話し合っておくべきことについても触れられています。
WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」
第6章 例外的に困難な環境の乳児の適切な栄養法
低出生体重の赤ちゃんが退院できる条件
- 効果的に直母できるようになったら。
またはお母さんがカップフィーディングなど直母以外の授乳方法を行える確信が持てたら。 - 赤ちゃんの体温が、少なくとも3日連続で36.5度~37.5度を維持できたら。
- 3日連続で体重が1 kgあたり少なくとも15 g増え、かつお母さんが赤ちゃんをケアできる能力があると確信できたら。
低出生体重の赤ちゃんとお母さんが退院する前に、自宅や地域でどのような支援が受けられるかを、お母さんと話し合っておくべきです。
お母さんの自宅が病院から遠く、経過観察のために来診できない場合は、退院できる条件の全てを満たすまで赤ちゃんを退院させてはいけません。
可能なら、母乳育児を確立するために、退院前に、お母さんも赤ちゃんと一緒に病院に滞在させましょう。
産科施設であれ地域のものであれ、お母さんの自宅がある地域にある母乳育児支援団体の、いずれかの名前と問い合わせ先をお母さんに教えてあげましょう。
退院後、赤ちゃんを経過観察するために通院できるかどうかも重要なんですね。
通院できない場合…条件全てを満たさなくては退院できない
通院できる場合…必ずしも全てを満たしていなくても、自宅でケアすることが可能
※●「母乳育児が軌道に乗る授乳方法」のやり方・疑問・悩み|まとめ
2013/9/30更新
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