低出生体重児の体重増加速度の目安
2500 g以上で産まれた赤ちゃん、2500 g未満で産まれた赤ちゃん、1500 g未満で産まれた赤ちゃんは、それぞれ体重増加速度が異なります。
低出生体重の赤ちゃんの体重の増え方と、増加不足の場合に考えられる原因の説明です。
WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」
第6章 例外的に困難な環境の乳児の適切な栄養法
6.1.2 飲ませ方
出生体重が1500 g以上の赤ちゃんは、産後1-2週間で元の出生体重まで戻ることが予想されます。
しかし、出生体重が1500 g未満の赤ちゃんの場合は、2-3週間かかるでしょう。
その後、平均的な体重増加は体重1 kgあたり10-16 g/日で、小さい赤ちゃんほど速く増えます。
予想される体重増加より少ない場合は、赤ちゃんは適切な量の母乳を飲めていないと考えられます。
よくある原因
- 感染症・低体温症・鵞口瘡・貧血
- 授乳回数が少ないこと
- 飲ませる量が、必要な量より少ない場合
これらは改善されるべきです。
出生体重が1500 g以上の場合は、産後1-2週間で元の出生体重に戻ることが多いんですね。
1500 g未満で産まれた赤ちゃんは、出生体重に戻るまで2-3週間かかることが多いんですね。
体重増加速度はあくまで平均なので、「体重増加曲線が予想されるカーブを描いているかどうか」を経過観察することが重要なようです。→※月齢に対する体重不足が分かります|WHOの体重-月齢曲線
2017/4/6更新
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