母乳を”出す”ホルモン、オキシトシン①仕組み

授乳に欠かせないのがオキシトシン反射です。

オキシトシン反射とは、オキシトシンが分泌されることによって”母乳を外に出す”作用のことです。

 

どういう条件で起こるのでしょう?

そして具体的にどのような効果をもたらすのでしょう?

 

WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」

第2章 母乳育児の生理学基礎

2.5 乳汁生産のホルモン制御

 

オキシトシン反射について知ることは重要なことです。

なぜ母子は一緒にいた方がいいのか、肌と肌の触れ合いをした方がいいのかの理由も分かります。

 

オキシトシンは腺房の周りの筋上皮細胞を収縮させます。

それによって乳腺葉に集まった乳汁が、乳管に流れ込んでいっぱいに満たされます(21)。

母乳がぴゅーっと出てくることもあります。

オキシトシン反射は「催乳反射」または「射乳反射」とも呼ばれます。

 

オキシトシンはプロラクチンより早く作られます。

今、授乳するために、乳房にすでに溜まっている母乳を流しだすことで、赤ちゃんが簡単に哺乳できるように手助けをするのです(図5)。

 



オキシトシンは産後、子宮を収縮させて、出血を減らす手助けもします。

産後数日は、この収縮による激しい子宮の痛みが授乳中に起こりえます。

 

プロラクチンが母乳を作り、オキシトシンがそれを赤ちゃんに飲ませる手助けをするんですね。

プロラクチンがどのように母乳の生産量に関わっているかは、【母乳を”作る”ホルモン、プロラクチン②|母乳量の調節】に書いてあります。

 

オキシトシンが分泌されると産後子宮を収縮させることにもつながるなんて、よくできた仕組みだなと思いませんか?

産後、授乳中に子宮が収縮する痛みを感じたら、それはちゃんと母乳を出す仕組みが機能しているという証拠なんですね。

 

 

オキシトシン反射や、それに続く射乳反射についての詳しいメカニズムや、“迷信”をくつがえす研究結果は、タグ#射乳反射をチェック!

母乳が出るメカニズムは【授乳のステップ②母乳が出る仕組み】で、基礎がわかります。

その他にも、「母乳の出がよくなる仕組み」や「母乳中の免疫はいつまで効果があるのか」などについては、【第2章まとめ|誰も教えてくれなかった、おっぱいと母乳の基礎知識】を読めば、迷信に惑わされず、本当はどんな仕組みなのかを理解することができます。

2016/1/6更新

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