誰も教えてくれないおっぱいの構造①

筋肉の力で母乳が出るって知っていますか?

 

乳房の構造を知れば、授乳の仕組みがもっとよくわかります。 

医学書のようにちょっと専門的ですが、乳房の構造を見てみましょう。

まずは、乳房の深部、母乳が作られる部分の話です。

 

WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」

第2章 母乳育児の生理学基礎

2.4 乳房の解剖学

 

乳房(図 3)は、乳頭・乳輪・乳腺組織・支持組織・脂肪・血管・リンパ管・神経で構成されています(17,18)。

Figure3-1

<乳腺組織> 

乳腺は、図3の①腺房②乳管でできています。

 

①腺房を拡大したものが、四角で囲まれた部分です。

A :腺房の外側…腺房を囲んでいるかご状の筋上皮(筋細胞)。

オキシトシンがこの筋細胞を収縮させ、乳管に乳汁を流しだすことができます。

 

B:腺房の内側…母乳を分泌する細胞でできた小さい嚢が、ブドウのようにたくさん集まっている部分。

プロラクチンによってこの細胞から母乳が分泌されます。

 

図3の②が乳管です。乳管は、乳汁を外へ運ぶための管です。

授乳の合間に、乳汁が腺房と乳管の中に溜まります。 

 

図3の乳腺組織以外の部分が③支持組織と脂肪です。

 

授乳を始めると乳房が張るように感じたり、チクチクした痛みを感じたりするのは、腺房の筋肉がギュッと収縮しているからなんです。

 

赤ちゃんの吸引力で母乳を外に吸い出しているのかと思いきや、実は乳房の方から外に母乳を押し出す仕組みがあったのですね。

 

オキシトシン反射や、それに続く射乳反射についての詳しいメカニズムや、迷信をくつがえす研究結果は、タグ#射乳反射をチェック!

その他にも、「母乳が出てくる部分の構造」の説明や「母乳の出が良くなる仕組み」については【授乳のステップ②母乳が出る仕組み】をどうぞ。

「母乳中の免疫はいつまで効果があるのか」などについては、【第2章まとめ|誰も教えてくれなかった、おっぱいと母乳の基礎知識】を読めば、迷信に惑わされず、本当はどんな仕組みなのかを理解することができます。

 

2016/1/28更新

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