赤ちゃんの正常なウンチの量と回数

赤ちゃんのウンチのタイプはバラエティに富んでいますが、そこからサインが分かることもあります。

あなたの赤ちゃんはどんなウンチをしていますか?

 


<産後数日>

:胎便と呼ばれる、濃いタール便→産まれて数日経つと、徐々に明るく黄色っぽく柔らかくなっていく

匂い:マイルドで不快じゃない感じ

固さ:カスタードやスクランブルエッグのような感じ

 

おしっこ:1日1回か2回→日が経つにつれ、増えていく


<週齢6週までの母乳で育っている赤ちゃん>

回数:頻繁(多くは1日に2回~5回。授乳の度に出ることもある)。1日に1回以下の場合は、おしっこや便の量や体重変化に問題がないなら、OK。

:通常の便の色は黄色。緑がかった黄色い便がたまに(1週間に1-2回程度)出るのは問題ない。

:多くの場合は、小さじ2-3杯程度の少量のみ。

固さ:便は液状で、液体成分が混ざっていることも多い。

 

おしっこ:生後1週間を過ぎると、尿は無色か、薄い黄色なら問題ない。

 

※1日に、120 mlほどまでの大量の便を1回以上する場合は、乳糖過負荷を疑う。

 


<週齢6週を過ぎた(月齢1-2カ月以降)母乳で育っている赤ちゃん>

腸の蠕動運動や肛門の反射 (=ウンチが出る)も、大幅に減ってきます。

 

回数:1日にする便の回数は1回とかそのくらい。3-10日に1回くらいだけの赤ちゃんもいる。まだ授乳の度に出る赤ちゃんもいる。

:便は、他の食べ物を与え始めるまでは黄色のまま。数日間ためて出す場合は、腸管をゆっくりと通過するうちに酸化され、一般的に明るい茶色になる。

:便の量は多く、およそ240 mlほど。便の回数が少ない赤ちゃんの場合は、もっと多くなることもある。

固さ:固さはホイップクリームに近づく。通常は、便の中に液体成分が混ざっていることはない。

 

おしっこ:通常は、無色。

尿の量や便には問題ないのに、尿の色だけ黄色になっている場合は、お母さんがビタミンBのサプリメントを摂ったなど、食べたものの影響でしょう。

 

※新生児期のような頻繁な便、水っぽい便、あるいはしょっちゅう緑の便をする場合は、乳糖過負荷を疑う。

 


<緑の便を気にしなくていい場合>

  • 通常、母乳で育つ赤ちゃんが1回緑の便をしたからといって、問題にはならない。
  • 痛がる様子もあるなら、いつもと違うことが起こったか、お母さんが服薬を含めて、何か過剰摂取したか。
  • 緑色が濃いほど、消化管を通過したスピードが早い。問題に対処すれば、緑の便は黄色になる。
  • 便をしたあとにオムツを取り替えるまでに時間が空くと、酸化されて緑色になる。時間が経った便が緑だからといって、元の色はどうだったかは判断できない。

<乳糖過負荷が原因でウンチに血が混ざることも>

便の色:明るいオレンジ色・明らかに赤やピンクの成分が混じっている・黒い・タール便

 

●乳糖過負荷の原因①アレルギー反応

母乳中のアレルゲンが赤ちゃんの消化管粘膜にダメージを与え、乳糖過負荷になる。

 

●乳糖過負荷の原因②母乳過多

前乳の飲みすぎが原因で、乳糖過負荷になる。アレルギー反応と誤診されやすい。

 

原因を除去すれば、その日のうちに症状は治まってくる。

消化管のダメージが完全に修復されるには、最長6週間ほどかかるので、その間は軽めの症状が続くかもしれない。

 

関連記事

赤ちゃんの正常な尿の回数

乳糖過負荷になりやすい授乳の仕方→※母乳過多や過飲症候群はなぜ起こるのか?

乳糖過負荷の原因と対処法のまとめ→※母乳過多・過飲症候群・乳糖不耐症まとめ

 

参考文献など

1. Robyn Noble, Anne Bovey. Resolution of Lactose Intolerance and “Colic” in Breastfed Babies. presented at the ALCA Vic (Melbourne) Conference, 1997

 

2. La Leche League International (LLLI)のHP (Bowel Movements)

2017/5/13更新

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コメント

    • しおん
    • 2014年 6月 10日

    コメント内容は以下に移動させていただきました↓
    緑のウンチを頻繁にする・体重が増えない

    ●キーワード
    体重が増えない
    頻繁に緑のウンチが出る
    補完食(離乳食)が始まって問題が解消した

    • hana
    • 2014年 11月 26日

    コメント内容はこちらに移動させていただきました↓
    血便・生産量の左右差・母乳の出過ぎと不足感が悩み(2ヶ月)

    ●キーワード
    血便・緑の便
    吐乳
    いきみながら激しく泣く
    むせる
    アレルギー検査
    生産量に左右差がある
    母乳が出ているか不安
    いつまで飲ませたらいいか分からない
    症状が長引いている
    ポンピング授乳法をやってみた
    生産量を抑える授乳方法のやめどきが分からない

    • rumirumi
    • 2016年 1月 05日

    相談なのですが、母乳育児で便が1日に頻回(1日に多いと10回くらい)だったのですが、生後百日を過ぎたらいきなり便の回数が少なくなりました。昨日は4回で今日は一回しかでてなくて、母乳の一回の量も少なく、飲むと泣いたりしています。機嫌よく笑う事もあるし、熱はないのですが、様子をみてもいいものでしょうか?また、便の回数がいきなり減る事はある事なのでしょか?

    • ウンチの回数が急に減ったことと、1回の母乳量が少ないと感じることを不安に思っていらっしゃるんですね。
      便の回数は、「授乳のたびに出ていたのが3-7日に1回くらいになることもある」という範囲に入っているようですし、いただいた情報だけでは、問題があるのかどうか推測できないので、考えられる注意点のリンクを貼るので、ご覧になってみてくださいね。
      十分な母乳が飲めているかを判断するために必要な情報
      成長加速現象の可能性 

    • トナカイ
    • 2016年 2月 24日

    sumireさま
    はじめまして。
    生後2ヶ月になるベビーのママです。
    便秘について信頼できる情報源はありますか?
    今だいたい、2日に一度なのですが
    小児科の先生から昔は3〜5日に一回でも良いって指導してたけど、やはり毒物だから毎日出すようにと言われました。
    便秘の原因を調べると、母親の食事内容を原因とするものが多く、判断に迷います。
    私自身は便秘でないので、???なのです。
    また、母乳不足も原因とされていますが、完母で体重増加も平均以上なので、これもまた???です。
    このような時はどこを調べたらいいんでしょうか?
    アドバイスお願いします!

    • お母さんの食事や母乳不足は、根拠として信頼度は低いと思います(トナカイさんのおっしゃるように、どんな食事でも出る子は出るし、出ない子はでない。体重変化がどうであっても出る子は出るし、出ない子はでないですよね)。
      便秘について、今後調べてみたいので少々お待ちください。
      今のところ、どのくらいのペースかにかかわらず、赤ちゃんが普段や排便時に辛そうなら対処が必要(受診や下剤の服用など)、という感じでいいのかな、と思っています。

    • ちーまゆ
    • 2016年 7月 13日

    初めまして、こちらのサイトをとても参考にしています。
    生まれてからずっと完母で、体重も順調に増えてきているのですが、
    最近左のおっぱいを飲ませようとすると、
    オエっとなります。ひどいときは前回飲んだものを吐いてしまうときもあります。
    もともと左のおっぱいのほうが大きいので、赤ちゃんにしたら大きくてうまく咥えられないのかなぁと思い、
    搾乳するときのように少しつぶして咥えさせるのですがそれでもだめなときが多いです。
    少し張っているときは硬くなってるので、乳輪から乳首までを柔らかくしたり、少し絞ってからあげるのですが、それでもオエっとなることが多いです。
    なにか改善方法はありますか?

    あとはこちらのサイトであるように、人中をなぞらせてあげてみたりしたのですが難しかったです。
    初めの頃の方がオエっとならなかったのですがてん

    もっと効率良く飲んでもらいたいという思いから、縦抱き授乳をしたいのですが、膝の上に乗せると、私のおっぱいより赤ちゃんの口が高くて、高さが全く合いません。そのような場合にはどうしたら良いでしょうか?
    普段はソファであげています。
    アドバイスお願いします。

    • 授乳しようとすると、左のおっぱいだけオエっとなるんですね。おう吐ではなく、えずく感じでしょうか。授乳時にえずく理由は分からないので、一般的な反射としての想像ですが、乳房のくわえ方が深すぎるという可能性はないでしょうか。
      ポジショニングが良ければ、たとえ多少吸着が浅くても効率よく哺乳することができるようなので、一度、「深く吸着させること」よりも、ポジショニングに注目してみるのはいかがでしょうか。ポジショニングの調整方法についても少し触れています→新生児の授乳の仕方|いちばん丁寧なコツのまとめ

    • ツン
    • 2017年 8月 08日

    今生後4ヶ月女の子のママです。
    出産後初期嘔吐、黄疸もありNICUで保育器にはいってました。最初は点滴と胃に管を入れ搾乳した母乳をのんでました。1週間して哺乳瓶で、搾乳したおっぱいを、飲むようになりました。管も外れ一日一回NICUで直母練習するも、泣いて反り返り乳首咥えてくれない日々が続き、2wの退院後自宅にて搾乳乳を哺乳瓶であげ、直母の練習を毎回しました。中々上手く行かず1ヶ月助産院に通い直母できるよになりましたが、4ヶ月経った今も浅い飲み方は変わらず、
    授乳のたび痛みあり乳首が白くなります。

    ガスが溜まりやすく、ゲップも上手くないためミルクに変更するのもと、直母で飲めるようになった為直母で頑張って行きたいのですが、浅い飲み方を治す方法はあるのでしょうか?

    左の乳のがよく出でそちらのがいたいです。

    • 様々な課題を乗り越えてきたけれど、乳房トラブルと赤ちゃんの様子から、もっといいやり方がないかなと思っていらっしゃるんですね。

      コメントを拝見する限りでは、母乳過多とポジショニングに改善の余地があるのかなと思いました。
      母乳過多授乳の仕方の記事を一通り目を通していただけると、乳房トラブルと赤ちゃんの様子を一度に解消できるヒントが見つかるかもしれません。

        • ツン
        • 2017年 8月 18日

        返信頂きありがとございます。

        色々な記事を読ませて頂きとても参考になります。

        読ませて頂きチャレンジしてみたいとおもいます。

        またおっぱいが欲しく泣いているのかわかりません。
        泣く前にあげることが負担になっていないかも、心配です。

        4ヶ月以上経ってもなかなかおっぱいが起動に乗らなくてすこし心配です。

        また夜まとめて寝るとかなりおっぱいが張りますが無理に飲ませる必要はないのでしょうか?

        • 4ヶ月たったのに母乳育児が軌道に乗っていないように感じていらっしゃるんですね。
          母乳育児は自然と軌道に乗る場合もあると思いますが、適切なやり方を身につけることが必要なことも多いので、知識とスキルの習得を目指すことが、遠回りのようで近道かもしれません。

          母乳の飲み過ぎは、母乳過多が治ればなくなるので、まずは母乳過多に焦点を当てられるといいんじゃないかなと思います。

          夜間授乳は、無理に飲ませなくてもいいけど、乳房トラブル・哺乳不足・早期月経再開のリスクを頭の隅に入れつつ状況に応じて判断されるといいんじゃないかなと思います(母子の組み合わせによって、授乳パターンは様々になるので、正解はないのです)。

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