赤ちゃんの体重が減ってしまった場合の対処法
産後の生理的体重減少は、問題のない減少です。
しかし、それ以外で赤ちゃんの体重が減少するのは良くないサインです。
その原因として考えられることとは何でしょうか。
WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」
第5章 乳幼児の栄養法の継続的支援
5.4 状況を評価しましょう
5.4.1 子どもの成長を評価しましょう
<体重減少>
成長曲線が下がり続ける場合は、子どもは結核やAIDs(エイズ)などの感染症にかかっているかもしれません。
体重が減っている子どもは、小児疾患統合管理(IMCI)のガイドラインに従って、十分な診断が必要になります。
重い病気や危険なサインがある場合は、受診が必要です。
合併症などもなく体重減少した場合は、家庭での食事が不足して急性の栄養不足になったことが原因でしょう。
そのような子どもは地域で管理することもできます(第6章6.2参照)。
2週間以内に体重増加できることを確実にするために、頻繁な経過観察が必要です。
<ポイントのまとめ>
- 体重減少+感染症などの重い病気や危険なサインがある場合は受診が必要
- 体重減少以外に問題はない場合は、急性の栄養不足と考える。
家庭での食事を見直して、2週間以内に体重増加できるように頻繁に経過観察する
「急性の栄養不足」を解消するためのヒントはこちらから
補完食(離乳食)の適切な与え方
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