離乳食で守るべきこと|WHOの10カ条

離乳食って、気をつけなければいけないことや守らなければいけないことがたくさんあって、難しいと思いませんか?

補完食の場合は、もう少し目的がシンプルで柔軟性も高いようです。

 

補完食をいつ始める?

どのくらいの回数あげればいい?

補完食が始まった後の母乳のあげ方はどうすればいいの?

大人に比べて食べる能力が低く、栄養的に不利になりやすい月齢6ヶ月〜23ヶ月の子どもが、できるだけ健康で丈夫な体を手にいれるためのポイントが指導原則10カ条として次のようにまとめられています。

 

WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」

3章 補完食

3.1補完食の指導原則 

囲み記事No.1 

<母乳を飲んでいる子どもの補完食の指導原則>

1.産まれてから月齢6カ月になるまでは母乳のみを与え、6カ月(180日)から、母乳育児と並行して補完食を始めましょう

2.母乳は2歳以上まで、頻繁に、子どもの要求に応じて与えましょう。

3.子どもの心理面を配慮する原則に従って、応答性栄養法を行いましょう。

4.食材は衛生的に、適切に扱いましょう。

5.月齢6カ月になったら少量の食材から始め、子どもの成長に従って量を増やしていきましょう。
その間も頻繁に授乳しましょう。

6.赤ちゃんの成長に従って、赤ちゃんの要求や能力に応じて、食材の濃度と種類を徐々に増やしましょう。 

7.子どもが成長するにつれ、与える補完食の回数を増やしましょう。

8.全ての必要な栄養素を満たすために、様々な栄養豊富な食材を食べさせましょう。

9.必要に応じて、栄養強化食品や、ビタミンやミネラルのサプリメントを用いましょう。

10.病気の間は、より頻繁に授乳もしながら水分の摂取量を増やし、やわらかくて子どもが好きな食べ物を食べさせましょう。
病後は、いつもよりも食事の回数を増やし、たくさん食べさせるようにしましょう。

 

 

10カ条の具体的な内容や、こう指導している理由などは、それぞれのリンク先に書いてあります。

日本では、産まれた直後からルーティン的にミルクを与えるシステムの産科施設が多いので、第1条の実践から難易度が高いですが、子どもをできるだけ健康に育てるためには具体的にどうすればいいのか?が分かります。

 

補完食についてのWHOのガイドラインは【第3章まとめ|補完食は離乳食と別のものです】を読めば全て分かります。

行儀が悪い・食べない・食べ過ぎる・アレルギーなどについてのヒントは【離乳食の悩みから解放されたい!補完食のヒント集】をどうぞ。

2017/4/7更新

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