栄養素のサプリメントが必要な赤ちゃんとは

WHOは補完食の時期(月齢6カ月~23カ月)の子どもに、必要に応じて栄養強化食品やサプリメントを使うことを推奨しています。
この「必要に応じて」とは具体的にどういうことなのでしょうか?
WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」
第3章 補完食
3.2微量栄養素のサプリメントの奨励
微量栄養素は幼い子供にとって、成長・発達・病気の予防に不可欠です。
指導原則9.で述べられたように、微量栄養素のサプリメントはいくつかの状況においては効果的です。
奨励法を以下にまとめます。
- マラリアなどの感染症が蔓延している地域や重い栄養失調の地域では、鉄分・ビタミンA・ヨウ素が強化された栄養法が重要です。
WHOとユニセフが奨励している、ハイリスクの地域に住む子どもたちへの補給方法も示されています。
- 亜鉛は下痢の補助的な治療として推奨されます。
下痢の子供は全て、10-14日間、一日20 mgの亜鉛を投与します。
6カ月未満の赤ちゃんは一日10 mgです。
WHOによると、感染症が蔓延している地域や重い栄養失調の地域に住んでいる子どもには、感染症の予防や重症化を防ぐために、通常の推奨量よりも多くの微量栄養素が必要になることもあるんだそうです。
日本はこのような地域にはあてはまらないと思うので、これ以降の具体的な奨励方法は割愛します。
補完食の目的は乳離れじゃなくて栄養補給
WHOが推奨する補完食は、目的がシンプルで栄養豊富です。そもそも、なぜステップアップしなければいけないの?どんなものをどう調理すればいいの?など、基本的な話は第3章まとめ|補完食は離乳食と別のものですが役に立ちます。アレルギーについてもっと詳しい話や、食べない・マナーなどについては、離乳食の悩みから解放されたい!補完食のヒント集をどうぞ。
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