離乳食の消費期限はいつまで?安全な食事のポイント5つ
離乳食の衛生面で気をつけることのガイドラインです。
「衛生的に適切に扱う」「安全な食事」とはどういうことなのでしょうか。
WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」
第3章 補完食
3.1補完食の指導原則
原則4. 食材は衛生的に、適切に扱いましょう。
特に月齢6-12カ月の子供に多い下痢は、補完食がバクテリアに汚染されることが主な原因になっています (12)。
補完食を安全に準備して保存することで、汚染を防ぎ、下痢のリスクを下げることができます。
衛生面からも、液体を飲ませるときは哺乳瓶ではなくコップを使いましょう(13)。
乳幼児の食事に使われたコップ、お椀、スプーンなどの道具は、きれいに洗いましょう。
多くの文化で、手で食べる習慣がありますが、そのように子供が手に持ってかじるような固形の食べ物のことを、「フィンガーフード」といいます。
食べる前には、お世話をする人と子供の両方の手をよく洗いましょう。
暑い気候だと、バクテリアは急速に増えます。食べ物を冷蔵すれば、バクテリアが増える速さは遅くなります。
暑い気候の地域で次々と生まれるバクテリアが、病気のリスクを増加させています(14)。
食べ物を冷蔵しない場合は、バクテリアが増える前に、食事を準備したらすぐに(2時間以内)食べさせるべきです。
囲み記事No.3 安全な食事のための5つのポイント
- 清潔に保ちましょう
- 生の食材と調理済みの食材が混ざらないようにしましょう。
- しっかり火を通しましょう。
- 食材を安全な温度に保ちましょう。
- 安全な水と生の食材を使いましょう。
つまり、食品を取り扱う際は
- 手を洗う(食中毒の原因となる細菌やウイルスが混入しないようにする)
- 火を通す(刺身や生肉は食べさせない)
- 作って2時間以内に食べさせる
- すぐ食べない場合は冷蔵(冷凍)する
ことが大切なんですね。
しばらく室温などで放置して細菌が増えた食品を加熱すると、菌は死滅しても、菌が産生していた毒素はそのまま残っていて、食中毒になることもあります。
補完食についてのWHOのガイドラインは【第3章まとめ|補完食は離乳食と別のものです】を読めば、全てが分かります。
行儀が悪い・食べない・食べ過ぎる・アレルギーなどについての悩みは【離乳食の悩みから解放されたい!補完食のヒント集】をどうぞ。
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