意外と多い!?毎回片乳しか飲まない赤ちゃん

「毎回の授乳で、左右両方のおっぱいから均等に授乳すること」という指導は、現実的じゃないことが、数々の研究で明らかになっています。

 

では、赤ちゃんは、実際にはどんな風に飲むのでしょうか?

赤ちゃんが哺乳の準備ができたタイミングで、飲みたいだけ飲ませる「赤ちゃん主導の授乳」について研究した結果を見ると、こんな感じでした。

 

結果

24時間観察すると、毎回の授乳で必ず両乳を飲む赤ちゃんは、およそ1割。

毎回片乳だけで満足していた赤ちゃんは3割。

一番多かったのは、ある時は片乳だけ飲んで満足したり、またある時は両乳飲んだりと、毎回バラバラになる赤ちゃんで、およそ6割。

おっぱいの飲み方の各割合

図 おっぱいの飲み方の各割合

※月齢1-6ヶ月の母乳のみで育てられている健康な満期産児を調べた結果(n = 71)

 

これも研究デザインによって多少割合は変化することが予想されますが、少なくとも、毎回片方のおっぱいしか飲まなくても、何も変じゃないことが分かりますね。

そして、ある時は片方だけ飲んで満足したり、またある時は両方あるいはさらにおかわりで最初のおっぱいに戻って飲んだりと、毎回飲み方が違う赤ちゃんが多いんですね。

 

片乳しか飲ませないとバランスが悪くなる?

飲ませ方に関わらず、左右の乳房で母乳の生産能力が違うことはよくあるようです(詳しくは後日記事にします)。

もし、左右差が気になる場合は、「母乳の出が悪い」と感じる方を優先的に飲ませてみると、そちらの生産能力がアップし、反対側は抑えられて、バランスが取れてくるかもしれません。(参考:母乳過多の根本解決法

 

授乳パターンは十人十色

授乳のタイミングなどについては【母乳育児が軌道に乗るやり方・疑問・悩み】が役に立ちます。

自分の赤ちゃんのおっぱいの飲み方に不安になったら、タグ#授乳パターンや#母乳不足感もチェックしてみてくださいね。

書籍「ちょっと理系な育児(母乳育児編)」にも、自信を持って母乳育児をするための科学的知識が盛りだくさんです。

 

参考文献

Kent J et al. Volume and frequency of breastfeeding and fat content of breastmilk throughout the day. Pediatrics, 2006, 117(3): e387–392.

2017/5/13更新

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