ブログ開設三周年
いつも読んでいただいている方も、初めましての方も、ご訪問ありがとうございます(^^)
この1年は、他サイトでの連載が始まったり学会での講演依頼があったりなど、今まで内輪で活動していたのが外部へと広がる年でした。
ブログ内容は、少々ややこしくてとっつきにくい内容ではあるけれど、その重要さに理解を示してくださる方々の存在に励まされつつ、細々と続けられています。
記録
5/12現在、このブログの人気記事トップ10はこんな感じになっています。
- 授乳しようとしたら泣いて嫌がるのはなぜ?授乳拒否の原因 – 438,401 views
- 離乳食はいつから?WHOが推奨する開始時期 – 411,057 views
- 赤ちゃんの正常なウンチの量と回数 – 400,324 views
- 正しいやり方は痛くない!手で搾乳する方法 – 387,775 views
- 授乳の間隔がこういう場合は黄色信号です – 380,960 views
- 乳児湿疹との付き合い方①湿疹の原因 – 258,472 views
- 母乳を2歳以上まであげるべき4つの理由 – 252,226 views
- こんなサインから母乳不足とは判断しないでください – 243,391 views
- ●授乳回数が増えた?母乳を吐く?赤ちゃんの泣き方から分かる原因 – 205,606 views
- ●母乳過多・過飲症候群・乳糖不耐症まとめ|原因と対処法 – 192,485 views
1年前と比べると、授乳拒否についての記事がトップになりました。世のお母さんたちが、いかにおっぱいを飲んでくれない赤ちゃんに悩んでいるかが垣間見えます。
つい、「おっぱいを嫌がる=母乳が出ていない・おいしくない」などと考えてしまいがちですが、本当の原因は他にあることが世の常識になるといいなと思います。
(授乳拒否についての悩みは、タグ#飲まないを参考にどうぞ)
また、母乳過多についての記事が新しく入っています。
この記事を書いた当時は、日本語のサイトでは母乳過多の根本的な改善方法について書かれているものは一つも検索できず、乳房マッサージや食事制限などの効果が不明な情報ばかり出回っていたようでした。
意外なことに、生理学的には、ヒトは、母乳不足よりも、母乳過多になりやすいのです。
本来は、出過ぎる悩みも十分にケアされなければいけないところ、母乳不足感に悩む方が多いため、「出るなら良し」と、これまでなおざりにされてきた感があります。実際は、とても深刻で頻度の高い悩みの一つなので、適切な情報が広まることを願っています。
追記
ここ1ヶ月で区切った場合のアクセストップ10には、
●タグ#ポジショニング
の二つが入っていました。このブログの特性上、新しい記事が全体のトップ10に入ることは珍しいのですが、ポジショニングこそが母乳育児の三大ハードル「痛い・出ない・難しい」を根本解決する重要な要素なので、少しでもヒントになればいいなと、念を送っています。
このカテゴリーは、より充実させたいと思っているので、もし不明点等あれば、お知らせください。可能な範囲で解決を図りたいと思います。
今後のこと
新しい内容を更新していきつつ、このブログは辞書的な役割もあるので、時間がなくてこれまで放置気味になっている過去記事たちの、フォーマットや文章もブラッシュアップしていきたいと思います。
また、3周年を機にそろそろ活動を一緒にできる仲間が欲しいなと思っているので、手伝ってもいいよとか、一緒に何かやってみたいなとか、少しでも興味を持ってくださればコメントお待ちしています(送信された内容は公開しませんので、好きなことを書いてください)。※英語が読めなくても理系じゃなくても全く問題ありません!
※連絡が取れるメールアドレスなどを書いてくださるようお願いします。
コメント
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いつもとっっっても勉強させていただいております、3か月男児もちの者です。
最近、“母乳不足感”に苛まれ、こちらでの母乳に関する記事を再度読みまくり、私や子の姿勢、子の口の形、手のあてがい方など一つ一つを確認しながら授乳しています。
しこりができたり乳腺炎になったりしながらも、幸い、完全母乳は継続中です。これからも助産師さんのご指導半分(!)に、理系な育児さんでの学びを実践していきたいと思っております。本当に、このような素敵なサイトを運営していただきありがたいです。
ちなみに…
>活動を一緒にできる仲間
とは、具体的にはどのような感じを想定されていますか??ちょっと興味があります。
コメントありがとうございます。少しでもお役に立てれば幸いです!
さて、仲間募集に興味を持っていただきありがとうございます。今回は、諸事情により、具体的な内容は公表しないことにしております。あいまいで申し訳ないですが、もしそれでも関わってみたいと思っていただけましたら、コメントお待ちしています(*^-^*)
sumireさん、はじめまして。
1ヶ月半の息子を育てる新米母です。産後、こちらのブログを発見し愛読しております。
実は私の出産した病院が産後すぐよりミルクをほ乳瓶であげる体制でした。入院中から息子は4時間寝ている状況で、退院時は母乳は滲む程度しかでてくれませんでした。現在ミルクと混合で頑張っていますが、なかなか母乳を軌道に乗せることができません。妊娠中から母乳のみで育てたい思いが強かったので苦しいです。sumireさんはどのようにして一人目のお子様を母乳で頑張られたのでしょう。参考にさせていただいて励みにできたら嬉しいです。今1日にミルクを300mlほど追加している状況です。
望んでいたのと違う状況でも、あきらめずにご自分でなんとかしようと奮闘されているんですね。私自身は、第一子出産後は運と根性で軌道に乗せたので、あまり参考にならないかもしれません。母乳育児は根性は不要で、必要なのは科学的知識と、「今、自分も子どももベストを尽くしていて良い調子である」という実感かなと思います。
母乳育児を軌道に乗せるには、お母さん自身が自信を持つことも重要で、それはなかなか簡単ではないかもしれませんが、コメントを拝見しただけでも、やっちゃんさんはベストを尽くされていることが伝わってきます。お子さんの成長も良い調子なのではないでしょうか。
すでに読まれているかもしれませんが、ポジショニングや母乳不足感の記事もお役に立てるかと思います。ミルクの減らし方も参考にどうぞ。
こんにちは。第二子36週2200gで出産し直母に苦労しこのサイトを参考にさせていただきました。第一子は自然に生後1カ月で完母になったので気楽に考えていましたがそうはいきめせんでした。
初めの一カ月は吸えているかわからない状態で搾乳がほとんどでした。体重は初めの二週間は15g/d程度でしたが徐々に増えて一カ月健診では生下時より500g強増えました。そろそろ吸い付き良くなってもと思いましたがダメで、sumireさんの第二子と同じまさかの”う”の口で四苦八苦でした。サイトにあった通り、アタッチメントと姿勢を重視し、片乳を十分吸わせる、赤ちゃん主導の授乳タイミングを繰り返したところ、一時はミルクを200程度足していたものの生後2カ月になり完母間近になりました。我が家の赤ちゃんは相変わらず口の開け方は小さいものの、吸い込むように乳首を取り込む独自の方法を編み出したようです。
サイトがとても参考になりました。ありがとうございました。
こんにちは。経過を教えていただきありがとうございます。
少しでもお役に立てれば幸いです。
私の第二子もずっと浅飲みでしたが、お母さんにも赤ちゃんにもそれぞれ個性がある中で、独自の方法を編み出していくことが重要なのかなぁと思っています。