●授乳回数が増えた?母乳を吐く?赤ちゃんの泣き方から分かる原因

赤ちゃんがよく泣く場合、泣き方のパターンとその他の状況から、その理由が推測できることがあります。
当てはまる状況から、WHOのガイドラインに基づいた、原因と対処法を調べることができます。
[ケース1]
- 赤ちゃんは月齢2-3カ月頃である
- 決まった時間(特に夕方)によく泣く
- 授乳しても泣きやまない
→たそがれ泣き
[ケース2]
- 他の赤ちゃんよりよく泣く
- 普段、家事などお母さんの用事をするとき、赤ちゃんは抱っこしてない
- 夜寝るときは赤ちゃん専用のベッドや布団で寝かせている
→コンタクトが足りない訴え
[ケース3]
- 以前より授乳回数が増えた
- 赤ちゃんは週齢2週(日齢20日前後)・6週(日齢45日前後)・月齢3カ月くらいである
→成長加速現象
[ケース4]
- 「大量に」母乳を吐く
- 赤ちゃんが寝ている体勢の時に吐くことが多い
→胃食道逆流による痛み
[ケース5]
- お腹が痛いような激しい泣き方をすることがある
- 頻回におっぱいを欲しがることもある
- しょっちゅうゆるい便をする(緑色のこともある)
- 授乳のときに赤ちゃんがむせる
→母乳過多・過分泌
[お母さんの行動が原因の場合]
- お母さんが牛乳・大豆・卵・ピーナッツをよく食べる
(または、お母さんが特定の食べ物を食べて授乳した後に泣くことが多い)
→食べ物への反応
- お母さんがコーヒー・お茶・コーラをよく飲む
→カフェインが原因の泣き
- タバコを吸った
→タバコが原因の泣き
[赤ちゃんの具合が悪い場合]
- 以前より頻繁に、突然泣きだすようになった
→口・体の痛みや病気の可能性
赤ちゃんはなぜ泣くの?
赤ちゃんが泣くのは、あくまで本人の都合です。「私のせい?」と自分に引き寄せるのではなく、赤ちゃんの課題として切り離すことが、冷静に対処するために重要かもしれません。目指すべきゴールは泣き止ませることではなく、「おっぱいほしいの?違うの?何かな?」などとリアクションを返しながらコミュニケーションをとることそのものが大切で、その結果泣き止むかどうかは赤ちゃんのみぞ知る、です。赤ちゃんが泣く理由は様々ですが、効果的な対処方法がある場合もあります。赤ちゃんの泣きの中に、ヒントが見つかるかもしれません。
2017/4/6更新
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