低出生体重児とお母さんの両方に良いことがたくさん!カンガルー作戦のメリット
早産児・低出生体重児を、保育器ではなくお母さんの手で育てられる方法として、カンガルーマザーケアというやり方があります。
WHOが認める、その利点がまとめられています。
WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」
第6章 例外的に困難な環境の乳児の適切な栄養法
6.1.4 カンガルーマザーケア
カンガルーマザーケア(KMC)をすると、以下のような効果があることが証明されています。
- 赤ちゃんの体温を保つことができる
- 赤ちゃんの呼吸と脈拍が安定する
- 感染症のリスクを減らす
- お母さんが授乳を早い時期から始める助けになる
- 赤ちゃんの体重も速く増える
小さな赤ちゃんでまだ上手に直母できない場合も、おっぱいの近くにいつもいられるので、母乳を味わうことが簡単にしやすいんです。
※口に直接搾乳する方法もあります
カンガルー作戦で育てても保育器と同じように赤ちゃんを守る効果があるだけでなく、母乳育児をやりやすくなったり、赤ちゃんの体重が速く増えたりするメリットもあるんですね。
そして「お母さんが赤ちゃんのケアに関わりやすくなり、お母さんの自信を高めることになる」という、
その後の母子の人生にとって重大な効果ももたらすことができます。
※早産児・低出生体重児のお母さんが、育児に自信を持てる方法 -カンガルー作戦-
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