1歳頃の離乳食拒否には、三角食べより「ばっかり食べ」を

離乳食の中だるみと呼ばれるような、「前より食べなくなってきた」という現象は、多くの赤ちゃんに見られるんじゃないかと思います。1歳頃に食べなくなった理由と対処法の体験談を、今回は、味覚の点からレポートします。

 

1歳頃の子どもの様子

見た目・食感・味などについて、「好きな感じ」と「嫌な感じ」の、データ蓄積がひと段落してくると、

見ただけで嫌!

口に入れてすぐにべー!

一口は食べたけど二口目は口一文字!

が出現しました。

 

ユニセフのHPによると、世界中の赤ちゃんに、初対面の食材はとりあえず拒否する傾向がみられるようなので、口から出しても、2-3回はトライするようにしています。すると、意外や意外、一口目は「べー」だけど、二口目からはあっさり食べることもあるのです。

 

一口目→出す (お、新しい食材って分かったのね)

二口目→出す (あれ、やっぱり嫌だったのかな)

三口目→食べた!?さらに催促している!? (気に入ったらしい)

ということもあります。

 

3回トライしても、即出てくる食材は、今日は嫌なんだなと判断して、パスすることにしています。

嫌と判断したのではなく、ただ警戒しているようなときは、口から出てくるスピードが、徐々に遅くなる傾向があります。なので、口から出てくるまでに時間がかかるときは、もう一回だけトライするようにしています。それで即出てきたら、パスします。

 

※私は、「本当に嫌なものは食べなくてよい」という方針を基本にしているので、常に、「本当に嫌なのか、嫌いなものだと勘違い・警戒しているだけなのか」を見極めることを目指しています。

 

ばっかり食べの良い所

いろんな料理を交互に口に入れると、赤ちゃんは次々に新しい食材の分析をしなきゃいけないので、一口ごとに「むむ?」と味や食感を確かめたり、とりあえず返却してみたりします。時間がかかるし、大人がストレスを感じやすい(その結果、子どももストレスを感じやすい)ことがあります。

その一方、「ばっかり食べ」なら、おいしいと思ったものを飽きるまで・満足するまで安心して食べられるので、比較的、食事がスムーズに進みやすくなりました。

 

ご飯ばっかり→おかずばっかり→汁物ばっかり→

あるいは

ニンジンばっかり→じゃがいもばっかり→豆腐ばっかり→

などなど、食べるうちは同じものを何度も運び、飽きたらすかさず次!と転換していくことで、集中力が続いて全体の食事量が増えることもあります。

 

食習慣として「三角食べをさせましょう」「なんでもご飯に混ぜるのではなく、別々に食べさせましょう」などというアドバイスをする専門家もいるようですが、乳幼児には乳幼児なりの経験の蓄積と考えがありますから、常にそこも配慮しながら妥協点を模索していきたいものですね!

 

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