赤ちゃんが食べやすいお粥のレシピ|初めての離乳食
今まで乳汁しか口にしたことがなかった赤ちゃんに、WHOガイドラインを参考にして初めて離乳食(補完食)を食べさせてみた時の様子と、補完食用のお粥の簡単な作り方・与え方をレポートします。
補完食をスタートしたばかりの時期ならではの、ポイントをまとめました。月齢6ヶ月からスタートしています。
赤ちゃんの食べ方・食べた量
●離乳食初日
1回の食事量:つぶしたお粥を小さじ半分。
1日の食事回数:1回
様子:一口食べるたびに、半分くらい外に出てくる。
●その後数日間
1回の食事量:大さじ1杯~2杯(お粥に他の食材も混ぜ始める。詳しくは:スタート時のスケジュール)
1日の食事回数:2回くらい
様子:日に日に食べ方が上手になって、口から出てくる量が2割程度に減った。
お粥の作り方
「10倍がゆ」などのように、水とお米の量を量る必要はありません。お粥は濃い方がエネルギー密度が高く、理想的です。
月齢問わず、「良いお粥の濃度=赤ちゃんが好む濃度」です。
お粥はまとめて作って小分けして冷凍保存が楽かもしれません。保存期間が長くなると、デンプンがβ化するのか、再加熱しても味が落ちるので、1週間以内に使い切るようにしていました。
少量作りたい場合
補完食をスタートしたばっかりの時期は、食べる量が少ないので、少量しか消費しない。
市販のレトルトの白粥を小分けして冷凍保存すると楽だし、自分で作るよりおいしいかも(ベビー用じゃなくて、コンビニに売っているような大人用の白粥でいい)。
自分で作る場合は、お茶碗半分程度のご飯を、お茶碗1杯程度の水で弱火で30分ほど炊くと、柔らかいお粥が200 ml程度できる。
焦げ付きそうな時は、途中で水を足す。
200 mLで製氷皿1枚分くらい。
食べる量が少し増えてきたら
炊飯器で0.5合のお米をお粥モードで炊くと、400 ml程度できる。
30 mlを1日2回食べさせるとして、1週間分くらい。
フタつき製氷皿2パック分くらい。
食べやすいお粥の形状は?
・つぶさずに食べさせると、ご飯粒がぴゅっと口の外に出てくる。
・つぶしすぎると、粘り気が強すぎて食べにくそう。
結論
8割程度つぶした状態がベスト(口から外に出てきにくい・飲み込むまでに時間がかからない)
食べやすいお粥の濃度は?
・一口分をスプーンですくって傾けたときに、2秒以内にポタッと落ちてしまうほどゆるい(水分が多い)ものは食いつきが悪い。
・全くスプーンから落ちる気配がないほど、濃すぎても食いつきが悪い。
結論
一口分をスプーンですくって傾けたときに、ポタッと落ちるのに2秒以上かかる濃さがベスト。
(これは最初に限った話で、一般的に、理想的な補完食の濃度は【スプーンからしたたり落ちない程度の濃さ】です)
※赤ちゃんによって好みは違うと思うので、これを参考にお粥の形状や濃度を調整してみてくださいね。最初はあまりつぶさない・濃い状態で用意して、徐々につぶしたり、お湯などで薄めたりしながら反応を見ていくやり方が簡単です。同じ水分量の場合、お粥はつぶすほど粘り気が強くなります。
補完食の目的は栄養補給
補完食の目的は、母乳やミルクでは足りなくなる栄養やエネルギーを補うことです。詳しくは、WHOのガイドライン【第3章まとめ|補完食は離乳食と別のものです】をチェックしてみてくださいね。
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