赤ちゃんに無理させてない?

母乳や離乳食の与え方には国や時代によって流行があります。
母乳や離乳食にまつわる指導は、日本でも少しずつ変わっています。
授乳や離乳食(補完食)についての常識は、根拠なく慣習として広まったり、第三者が利益のために意図的に流行させたりすることもあるでしょう。
WHOがまとめた世界の現況はどうなっているのでしょうか。
WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」
第1章 乳幼児の栄養法を適切に行うことの大切さ
1.4 世界の「乳幼児の栄養法」の現況
母乳育児や補完食の良くないやり方が広がっています。
世界中で、生後6カ月間を母乳のみで育った乳児はたった34.8%で、
大多数は他の食べ物や飲み物を早い時期から摂取しています(14)。
補完食を始めるのが早すぎたり遅すぎたり、栄養的に不適切だったり、危険だったりすることも多いようです。
不適切な栄養法は、世界的な問題なのですね。
「母乳だけでは栄養が足りない・体重が増えにくい」と信じられていたり、
「離乳食は早く始めるほどいい」と信じられていたり、
反対に「離乳食はできるだけ遅くまで与えないほうがいい」と信じられていたり。
「母乳育児や補完食の良くないやり方」は、日本でも見られます。
母乳育児の生理学的な話・授乳の仕方などについてのWHOのガイドラインはこちら
●第2章まとめ|誰も教えてくれなかった、おっぱいと母乳の基礎知識
補完食の開始時期・与える量・回数などについてのWHOのガイドラインはこちら
2017/1/28更新
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