アレルゲン除去食で予防はできる?アレルギー予防と離乳食

アレルギーの子どもが増えてきていると言われます。
現時点でアレルギーと補完食について分かっていることをはっきりさせましょう。
WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」
第3章 補完食
3.1補完食の指導原則
アレルギーを心配して、大人が乳幼児の食事から、ある一定の食材を制限することが多いようです。
しかし、食事制限がアレルギーを防ぐ効果があることを示した対照実験は存在しません。
したがって、月齢6カ月からは牛乳・卵・ピーナッツ・魚・甲殻類などの様々な食材を食べることができるのです(18)。
アレルギーについては、発症する機序や条件などを含め、まだ解明されていないこともあるので、確実な予防法や根本的な治療法はないようです。
アレルギーが起こりやすい食材を除去することで、アレルギーを予防できることを示した実験結果も存在しないんですね。
むしろ、2015年現在、アレルゲンとなる食材を完璧に除去することは、逆に食物アレルギーのリスクを高めてしまうことを示唆する研究結果も出てきました。
※タグ#アレルギーから、アレルギーに関する話をまとめて読むことができます。
補完食の目的は乳離れじゃなくて栄養補給
WHOが推奨する補完食は、目的がシンプルで栄養豊富です。そもそも、なぜステップアップしなければいけないの?どんなものをどう調理すればいいの?など、基本的な話は第3章まとめ|補完食は離乳食と別のものですが役に立ちます。アレルギーについてもっと詳しい話や、食べない・マナーなどについては、離乳食の悩みから解放されたい!補完食のヒント集をどうぞ。
2016/6/6更新
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