母乳を飲んでいると中耳炎も軽く済む!母乳育児のメリット

母乳で育つとどうなるの?

 

世界のデータを集めると、見えてくる傾向があります。

 

授乳をするお母さんにとっても、メリットがたくさんあることが分かってきました。

 

WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」

第1章 乳幼児の栄養法を適切に行うことの大切さ

1.5 適切な栄養法の科学的証拠 

 

~母乳育児のメリット~

 母乳で育てることは、お母さんと子供の両方にとって、短期的または長期的にメリットがあります(16)。

 

 

<子どもにとってのメリット>

●急性または慢性の疾患から子供たちを守ることにつながります。

中耳炎(25)・インフルエンザ菌性髄膜炎(26)・尿路感染症(27)などの、さまざまな急性感染症も、母乳で育った子供はなりにくく、なった場合も軽く済むようです。

 

 

●母乳で育った子供は、学童期・青年期の肥満が通常より少なくなります。

さらに、母乳育児を長く続けるほど、肥満のリスクがもっと低くなる「用量反応効果」が見られました(34,35)。

 

 

●知能に関して別々に行われた20もの研究を、統合的に再解析してみました(40)。

その結果、人工栄養の子供たちに比べて、母乳育児の子供たちは認知機能が平均3.2ポイント高いことが明らかになりました。

低出生体重児の子たちを調べると、さらに差が大きく5.18ポイント高いことが分かりました。

 

母乳育児を長く続けるほど、幼児期後期(41)と成人期(42)の知能がより高くなることも分かりました。

 

 

 

<お母さんにとってのメリット> 

●出産後すぐに授乳することで出血のリスクを減らせることが考えられます(43)。

 

●乳がん(44)・卵巣がん(45)のリスクも低くなるということが次々と証明されています。

 

●妊娠前の体重にも早く戻れます(56)。

 

●母乳のみで育てることで、受胎能が戻るのを遅らせることができます(55)。

母乳のみを頻回授乳しながら育てている母親は、無月経であれば産後6カ月以内に妊娠するリスクが2%以下になります(第8章8.4.1参照)。

 

※インフルエンザ菌は、「インフルエンザ」の原因となるインフルエンザウイルスとは別のものです。

例えば、Hibワクチンで一生懸命感染を防ごうとしているHibも、インフルエンザ菌です。

 

母乳で育っても病気がちな子や、母乳を飲んでなくてもあまり病気にならない子もいるかもしれません。

 

子供をたくさん集めて数えると、母乳のみで育った方が

「病気にならない・なっても重症化しなかった子の数が、有意に多い」

ということです。

 

でもすでに育児がスタートしていて、母乳で育てていない(いなかった)場合は、あくまでも傾向なので、聞かなかったことにしてしまいましょう。

今までだってできる限りベストな選択をしてきたんです。

他の人にアドバイスする機会や、次に出産する機会があれば、その時に思い出したらいいと思います。

2013/6/11更新

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