ビタミン剤と母乳育児|授乳OKな薬・NGな薬|WHO

WHOが発表している、「授乳中に飲める薬と飲めない薬」の一覧表のうち、ビタミン剤やミネラル剤が、授乳にどのような影響を与えるかのリストです。
WHO必須医薬品リスト第11版「母乳育児と母親の薬物療法」
27. ビタミン・ミネラル
●アスコルビン酸/ ビタミンC
通常の服用量の場合は、授乳と両立できます。
大量に服用する場合は、赤ちゃんに副作用が出ないか観察しましょう(溶血・黄疸)。特に、早産児の場合は注意が必要です。
●エルゴカルシフェロール/ ビタミンD2
栄養サプリメントとして使用される容量の場合は、授乳と両立できます。
薬理学的に利用する容量が必要な場合は、赤ちゃんのカルシウムレベルをモニタリングしましょう。
●ヨウ素/ ヨード
栄養サプリメントや、ヨウ素欠乏症(※)のお母さんの標準的な治療のために用いる容量の場合は、授乳と両立できます。
赤ちゃんに副作用が出ないか観察しましょう(甲状腺機能低下症)。
●ニコチンアミド(ビタミンB群の一種)
授乳と両立できます。
●ピリドキシン(ビタミンB6の一種)
授乳と両立できます。
●レチノール/ ビタミンA1
授乳と両立できます。
●リボフラビン/ ビタミンB2
授乳と両立できます。
●フッ化ナトリウム
栄養サプリメントとして使用される容量の場合は、授乳と両立できます。
長期間、過剰に服用する場合は、斑状歯が生じる可能性があります。
●チアミン/ ビタミンB1
授乳と両立できます。
相補薬
●グルコン酸カルシウム (C)
授乳と両立できます。
相補薬・安全性の分類方法を詳しく知りたい→※一覧表の使い方
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