ブログ開設一周年
いつも読んでいただいている方も、初めましての方も、ご訪問ありがとうございます(^^)
ちょっと科学的な視点から、根拠ある育児情報を学ぶためのこのブログを開設して、1年が経ちました。
<現状>
ブログの説明に、「母乳?ネントレ?しつけ?」と書いているくせに、今はまだ母乳あたりをうろちょろしています(^o^;
0歳・1歳・2歳の時期は、「人生で最重要期」といっても過言ではないので、大切な話も多く、とても時間がかかっています。
これからネントレやしつけの記事も書いていこうと思っていますので、もうしばらくお付き合いくださいませ。
<反省>
「ちょっと理系な」といいながら、ガッツリ理系じゃないか!?とか、読みにくいわ~文章堅苦しいわ~!とか、いろいろ感じることもあるかと思います(汗)。
(それでもお付き合いくださっている方もいらっしゃり、たいへん心強く思っています)
もっと誰もが読みやすい内容にしたいんだけど…と悩みつつ、説得力を重視した結果、こうなってしまっています。
「単なる優しそうなセリフ」だけでは解決することができなかった、自分の育児の悩みへの反動や、
「科学的・臨床的に正しくない情報を垂れ流し続けている、大手サイトや専門家たちへの挑戦」の表れでもあるかもしれません。
(でも何か面白いこともしたいので考え中)
ご自分のブログなどで、自身の経験をもとに、ここの記事を分かりやすく解説してくださる方、大歓迎です^o^
(私も、時々は、分かりやすい記事も書くよう心がけます)
<記録>
5/2現在、このブログの人気記事トップ10はこんな感じになっています。
1. 離乳食はいつから始めればいいの?WHOが推奨する補完食の開始時期 – 54,978 views
2. 正しいやり方は痛くない!手で搾乳する方法 – 41,893 views
3. こんなサインから母乳不足とは判断しないでください – 29,824 views
4. 授乳しようとしたら泣いて嫌がるのはなぜ?授乳拒否の原因 – 27,139 views
5. 授乳の間隔がこういう場合は黄色信号です – 22,321 views
6. 乳児湿疹との付き合い方①湿疹の原因 – 21,707 views
7. 楽な冷凍母乳の作り方と解凍方法 – 21,465 views
8. ●授乳回数が増えた?母乳を吐く?赤ちゃんの泣き方から分かる原因 – 16,836 views
9. 上手な乳房への吸着の見分け方 (図解) – 16,465 views
10. ●第3章まとめ|補完食は離乳食と別のものです – 15,956 views
これを見ると、「WHOは離乳食をいつ始めるべきと言っているか」についての記事が飛びぬけています。
ほんとに、いつ始めればいいか、悩みますよね。
だって、日本では、
「早く始めろ!貧血になるぞ!母乳は栄養が薄いんだ!」派と、
「離乳食なんて遅いほど良い!アレルギーの温床だ!」派がせめぎ合っていて、
それに母乳育児の極端な新説が加わって、「母乳があれば栄養は摂れるから、離乳食は必要ない」的な、
「一体何のためにこんなしちめんどくさいことをやるのか…」
という、そもそも論から始めたくなるような状況です。
しかも、どの派閥も、目先の根拠しか示してくれないから、悩むのだ。
なぜこんなに迷宮化しているかというと、それは厚労省が「科学的な根拠や臨床的な見地」というより、「自分はこう思うんだよね」「みんなはこうしてるよね」という、びっくりするようなレベルの議論をしながら整えた指導方針が、日本をリードしているからじゃないかな~と思っています。
【日本のトップを嘆いても仕方がないので結論→月齢6カ月になった日から始めれば、最大の恩恵が得られる可能性が最も高い。(根拠は補完食に関する各記事参照) 】
「授乳拒否」についての記事が上位に入っているのも、今の日本の特徴を表しているなと感じます。
哺乳瓶を使っていたことによる「乳頭混乱」がかなりの割合であるんじゃないかと推察していますが、まず、「哺乳瓶は、母乳育児の大敵!」と、思った方がいい。
そんなものが、素人判断でいつでもどこでも買うことができて、産科施設でも当然のように使われていて、保育園入園前には練習するよう指導され、雑誌やパンフレットなんかの「出産準備リスト」に堂々と載っていることが、今の日本を表しています。
哺乳瓶にさえ出合わなければ、泣きながら授乳することも、母乳育児を諦めることもなかったお母さんたちが、日々誕生し続けているって、切なくないですか。
【来年にはランクアウトしていることを願って結論→母乳育児をしたいなら、コップ授乳の「特訓」を (やり方はカップフィーディングの記事参照)】
<最後に一言>
“迷信”って、とても根が深くて、何より絶対的な支持者数に押されがちで、なかなか真実は浸透しにくいものと感じます。
このブログの影響力は微々たるものなんだけど、迷信的アドバイスにがんじがらめになっているお母さん達を少しでもほぐせるように、迷信的アドバイザーをうならせるほどの根拠をペシッとたたきつけられるように、ひそかにじわじわ活動していこうと思います。
「30年後に親と子がどう育っていくか」も見据えながら、記事を書いていきたいと思いますので、今後とも、どうぞごひいきに!
コメント
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いつも拝見させて頂いております。
一周年おめでとうございます。
臨月にこちらのブログに出会い、かれこれ4か月。
とても勉強になり、励みにもなりました。
低出生体重児で産まれ2週間入院した我が子が今、完全母乳で育っているのもこちらのブログのお陰です。
これからも宜しくお願いします。
コメントありがとうございます!
お子さんの入院、長くて大変だったと思いますが、みんなで乗り越えられたんですね。
おもちさんもたくさん努力されたんだろうなと想像しました。
これからも、自信を持って育てていけるお手伝いが少しでもできれば、嬉しいです(^^)
こちらこそ、よろしくお願いします!
一周年おめでとうございます!!
いつも勉強させていただいています。
私には生後11ヶ月の娘がいて、
補完食の考え方に出会えてとても幸せです!
なんと、気持ちが楽なことか^ ^
私自身は幸せにも、たまたま選んだ病院がBFHでした。
入院中は確かに大変だったけど、退院後は本当に良かった!
母乳が足りないなんて全く思わずにすごせました。
もっともっとBFHが増えていくといいなと思っています。
補完食ももっと定着するといいですね!
私は友達にこのブログの方法でやってると宣伝しちゃってます☆
頑張ってください!
今後ともよろしくお願いします!!
コメントと、ブログの宣伝まで、ありがとうございます!
BFHは入院中が大変という話は、聞きますね(^o^;)
でもやっぱり退院後は楽だとも聞くので、理にかなっているんでしょうね。
もうすぐ1歳なんですね、一足早いですが、おめでとうございます☆
楽な気持ちでできるのは、本当に素晴らしいことですよね。
これからも楽な気持ちを合言葉に行きたいですね(^^)
遅ればせながら…^ ^;
開設1周年おめでとうございます*‼︎
昨年出産し、8ヶ月になる子がいます。
出産してから母乳について、たくさんの人に相談してきました。
家族、病院の助産師の方々、自宅訪問で来ていただいた助産師、保健師の方…
相談した方みなさんがそれぞれ違うことを言う。。
初めての育児に無我夢中な私は、アドバイスを聞く度に授乳の回数を変えたりミルクを足したりを繰り返し、そして疲れました笑
ネットでも色々調べ母乳相談の有名どころはたくさん読んで見ましたが、独特というかしっくり来ない…
どうしてこんなに意見が違うの?
なにか確立されたマニュアルのようなものはないのか⁉︎
そうして出会ったのがsumireさんのブログ!
WHO? ガイドライン? もう、
これだー‼︎って思いました>_<
以来、迷ったときの私のお守りです♪
お仕事や子育てでお忙しいなか、こちらのブログを続けられるのはとても大変なことだと思います。
本当にありがとうございます。
これからも楽しみにしております^ ^*
御身体大事にお過ごしください!
コメントありがとうございます(^^)
そうなんですよね、ある程度科学的根拠に基づいた指針があればいいのに、母乳に関しては全然ないみたいですよね。
私も同じようなことを感じて、行きつきました。
知られていないだけで、目からうろこの情報はたくさんあるんですね。
お役に立てたら嬉しいです(*^^*)
いつも楽しみにしています。
育児についての情報って、なんかみんな感情的というか主観的というか。しかも極端。
もっと客観的な情報はないのか、もっと科学的に説明してくれ!って思っていたら辿り着き、すごくしっくりきました。
これまで、かなり適当な感じで育児してますが(笑)、それも、科学的根拠がはっきりして、ベースを守っておけばあとはゆるくても大丈夫そうだ、ということがわかったからです。
これからもがんばってください! 楽しみにしています。
コメントと応援ありがとうございます(^^)
本当にいろんな育児論がありますよね。
私もHALさんと同じく、「科学的根拠をもとに、ベースを守ってあとはゆるく」派です(*^▽^*)
信頼できる「ベース」を、これからも探していきたいと思います。
とてもためになる記事で、隅から隅まで拝見して、日々勉強させて頂いています。
最近の悩みは、寝かしつけがおっぱいになってしまっていることです。おっぱいで寝てくれていいと考え、寝る直前に授乳をしますが、そのうち自分からおっぱいを外して体をぐねぐねとねじらせて暴れるので、再度含ませようとしてもすぐに外すのでうまくいかず…その内乳首が痛くなってしまうので、ほとほと困り果て、藁をもすがる思いでネントレを始めました。本当はおっぱいで幸せに寝かしつけてやりたいのに、ぎゃんぎゃん泣き叫ぶ様子を背にして胸を痛める毎日です。寝かしつけは悩んでいる方も多いと思います。お忙しいかと存じますが、できれば早めにネントレの記事を書いてくださると嬉しいです。
ネントレは「どうやってやればうまくいくか」という記事にはならない予定なので、ご期待には沿えないかもしれません。
あるやり方に当てはめようとするよりは、母子の組み合わせそれぞれ、いろんなパターンがあっていいじゃない、という方針になりそうな予感です。
それはおいておいて、今まではおっぱいでスムーズに寝てくれたのに、最近はなかなか寝てくれず、他の方法がなく困っている、という状況でしょうか。
そういう時期、ありますよね。私も経験あります。
お子さんが今おいくつなのか分かりませんが、もしかして卒乳に向けて一つ階段をあがったのかもしれないですね。
眠くないのか、おっぱいの気分じゃないのか、理由はいろいろだと思いますが、無理におっぱいで寝せようとせずに、しばらくゴロゴロしたりまたほしがったらあげたり、と適当に対応してもいいんじゃないかなと思います。
睡眠パターンが変化している時期なんじゃないかとも思うので、しばらくはリズムが乱れたりいろいろストレスを感じることもあるかもしれませんが、少し長い目で見てみるというのはいかがでしょうか。
母子ともにできるだけストレスの少ない道を探っていけるといいですね。
お返事ありがとうございました!そしてアドバイスもありがとうございます^^
私の書き方がよくなかったのですが、ネントレの具体的な方法というよりは、sumireさまの書かれる寝かしつけについての記事を読みたいと思いました。寝かしつけについては、泣かせたほうがいい、泣かせないほうがいい、おっぱいがいい、おっぱいはダメなどあらゆる見解が乱立しており、どっちがいいのか悩まれるお母さんも多いと思います。このブログを拝見していて、とても納得して情報を得ることができましたし、迷信や古い言い伝えなどではなく、正しいエビデンスのもとで寝かしつけについての記事をぜひとも読みたいです。
このサイト内のコメント欄で、sumireさまがどなたかとやりとりされている中で、ネントレについてあまり泣かせるのはどうなんだろうかと疑問に感じていらっしゃるような印象を受けましたので、やっぱり泣かせるネントレはよくないのかなぁと考えていたところです。
ちなみに私の赤ちゃんはまもなく生後7ヶ月です。年末年始で生活リズムが崩れていたからなのかわかりませんが、最近はまたおっぱいで寝てくれるようになりました。が、悩みはどんどんでてくるもので、夜中の2-3時間おきの授乳のためか、私が夜寝付けなくなってしまい、1時、3時、5時の授乳の後にようやく眠ることができるので、起きあがるのが昼過ぎになってしまうことです。(5時の授乳まではベビーベッドで寝かせ、その後は添い寝しながら泣くたび授乳でまとまった睡眠はとってないのですが)
生後2ヶ月ごろからずっと夜のねんねは10時以降でないと寝ないし、赤ちゃんの個性ととらえていいのか、夜10時からの睡眠で成長に問題はないのか……ネントレ系の本も読んでいますが、具体的な寝かしつけ開始の時間が書いてなかったり、その割に夜23時に起こして授乳しましょうと書いてあったり。混乱してしまいます。
先日は疲労困憊でなんだか冷たい印象のコメントになってしまいましたが、このブログに色々救われており、大変感謝しております。
これからも記事更新楽しみにしております!
なるほど、まだ7ヶ月なら卒乳の兆しというよりは、単に睡眠パターンの変化の問題かもしれませんね。
授乳中に分泌されるプロラクチンは母親を眠くする作用もあるので、可能なら夜間を添い乳にしてダラダラ授乳してみれば、眠くなって休息が取りやすくなるかもしれませんね。
過ぎてみるとこういうパターンの子どもだったんだな、ということが分かるのですが、特に、第一子でまさに悩みの真っ最中では、いろいろ迷うこともあると思います。
ネントレのエビデンスを集めようとした時に、研究時期が古いからかなかなか欲しい電子論文を探せず、本から入ろうとすると一つの専攻をきわめるような大きな話になりそうで、なかなか時間もないしどうしようかなと考えているところです。
おっしゃるように、就寝時間はどのくらい重要なのかも気になるので、今後いくつかの視点で調べてみたいと思うので、あまり期待せずにお待ちください。
なんでも、やり方に迷ったら、自分と子どもが心地よい方法かどうか?で判断するのも一つの手だと思います!