医師・助産師・保健師・看護師にしかできない重要な役割!
医療関連職のスタッフだけで、頻繁な経過観察やカウンセリングを、赤ちゃん一人一人にすることはスケジュール的に難しいですよね。
しかし、それと同じように重要で効果絶大な役割があるようです。
WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」
第9章 政策・医療制度・地域活動
9.3 家族や地域での行いを強化すること
9.3.5 地域に根付いたアプローチで支援するヘルスワーカーの役割
地域に根付いたアプローチを成功させるためには、医療部門を巻き込むことも不可欠です(12)。
ヘルスワーカーが支援できる役割には次のようなことがあります。
- 本業ではない・同等の能力を持つカウンセラーのトレーニングを手伝うこと
- 本業ではない・同等の能力を持つカウンセラーが、赤ちゃんの栄養法に困難があって受診させた際に、フィードバックを返すこと
- 情報を与え、適切な栄養法のやり方を議論するために、母乳育児の支援団体のミーティングへの手ほどきをし、関わりを持つこと
- 零細企業、地域サービス、経済的・社会的・政治的・宗教的など様々な目的のために結成された女性団体を、彼らの活動において最適な乳幼児の栄養法を支援することを含めて奨励すること
- 適切な乳児の栄養法を促進できるような様々な地域活動(健康に関するイベント、地域社会のミーティング、ラジオ番組など)に関わること
- お母さんやお世話をする人や家族と接する全ての機会に、適切な栄養法のやり方を守り、促進し、支援すること
「地域で適切な栄養法のやり方を支援できるようにすること」は、非常に重要なことです。
その地域の人々(家族や友人、お母さんで作るグループなど)は、様々な機会にお母さんに栄養法のアドバイスをしますが、それによってお母さんの行動は確実に変わってくるからです。
豊富な医療知識や経験をもって、お母さんを支援する団体やイベントを取りまとめることやアドバイザーとなることは、他の誰にもできないことですね。
実際に行動し、成果をあげている例
→※富山県・山口県に続け!「母乳推進」を掲げる医療従事者がしていること
本業ではない・同等の能力を持つカウンセラーとは→※母乳育児を成功させたお母さんも、良いアドバイザーになれる
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