富山県・山口県に続け!「母乳推進」を掲げる医療従事者がしていること

日本では、「母乳をあげましょうね♪」と言うだけで母乳を推進していることになると思われていますが、それでは効果が弱いのです。
「母乳を推進する」とはどういうことなのでしょうか?
WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」
第9章 政策・医療制度・地域活動
9.2 医療システムと医療サービスの強化
医療従事者は乳幼児の栄養法を守り、促進し、支援する重大な役割があります。
医療従事者によるアドバイスは、お母さんがどのような栄養法を行うかを決める際に、決定的な影響力を持ったものとしてみなされています。
よって、医療従事者は、子どものお世話をする人たちの話を聞き、生じている問題を克服する手助けをするために必要な知識と技術を持たなくてはいけません。
“コード”に従い、人工ミルクを医療施設に陳列しないことを確実にし、必要な母子にのみ紹介するようにするべきです。
最適な乳幼児の栄養法を守り、促進し、支援するために、医療サービスがするべきこと:
<行動が結実している例>
名実ともに推進している例を、厚労省の「授乳・離乳の支援ガイド」議事録からご紹介します。
富山県立中央病院
30年以上前から富山県の母乳推進を支える取り組みを実行し、富山県は県をあげて母乳推進を行ようになったそうです。
山口県光市梅田病院
ある産科医が保健師さんたちと共に活動を始め、平成7年に世界に向けて「おっぱい都市宣言」をするまで発展させました。
育児環境を市をあげてつくっていこうということで、市長も巻き込みながら活動が広がっているそうです。
長野 県上田市産院(BFH)は、医師不足と赤字のため、市が廃止要請するところまで話が進んでしまったそうです。
しかし、そこで出産したお母さん達中心に「BFHをなくさないで欲しい」という運動がおこり、それを知った産科医の協力によって、継続が決まったそうです。
2017/4/15更新
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