断乳せずに月経再開させるヒント④|迷った時のQ&A

月経がなかなか再開しないと悩む、授乳中のお母さんのための、「授乳と月経再開を両立させる方法」のQ&Aです。

 

少しくらいの「予定外」は気にしない方が、ストレスなく母子ともに充実した授乳生活を継続できるでしょう。

 

  • 夜間授乳が頻回にあるけどどうすればいい?
    →そのまま続けてOK(期間は多少長くなる可能性あり)

    日中に微量栄養素やスキンシップが不足した時も、夜間授乳で取りかえすこともできます。

  • 子どもが体調を崩した、何か出来事があったなど、外出できない・頻回におっぱいを求める日はどうしたらいい?
    →頻回授乳してOK

    週にそんな日が数日あっても、徐々に体は月経再開へ傾き始めるでしょう(期間は多少長くなる可能性あり)

  • おっぱいの張りはどうすればいい?
    →いわゆる「おにぎり搾り(乳房を両手で包みこむようにして圧迫する)」で、乳首を触らないように搾乳します。

    たくさん搾乳してOKです。
    乳首を触ると、排卵を抑制するホルモンが分泌される可能性があります。
    搾乳はコップで飲ませることができます。

  • どうしても6時間ももたない。それより短いと効果はない?
    →これまでより授乳間隔が空いているなら、その分、排卵を誘導するホルモンの影響力が増し、効果があると考えられます。

    5時間の日もあれば3時間×2の日もあれば7時間の日もあるというように、子どもに無理をさせない範囲でのんびりいけるといいですね(毎日6時間未満だと効果が薄い可能性もある)。

  • 月経再開するまでどのくらいかかる?
    →断乳や厳しい減乳と違ってマイルドなやり方なので、数カ月以上はかかるかもしれません。

    排卵を誘導するホルモンが優勢になれば、すぐに再開する可能性もあります。
    産後早期の妊娠や、2歳未満で意図的に”減乳”するリスクを知った上で、それぞれの状況で最適なスタート時期を考えてみてください。
    リスクって何?→※断乳せずに月経再開させるヒント②|適した条件

 


<最後に>

産後早期に次の妊娠を希望される方は、体力的・経済的に、ある程度、余裕があるでしょう。

それなら、子どもを楽しませるために、多少は体力的・経済的な犠牲を払う方が、安易な断乳などで子どもに負担を強いるよりは、お互いにポジティブな解決方法なのではないかと思います。

 

WHOによると、頻回授乳を続けていても、月齢6カ月以降は受胎能が上がる傾向にあるそうです。

「この子のせいで次の子が妊娠できない」という理論にならないように、目の前のお子さんにもリラックスして接することができると、お母さん自身のホルモンバランスも、より良い感じになるかもしれません。

断乳するより少し時間がかかることもあるかもしれませんが、それまで妊娠に備えた体づくり・環境づくり・より良い家族関係づくりなどをして、プラスに向かいながら過ごせるといいですね(^^)

 

月経再開しない原因が、授乳のせいなのかを見分ける目安は?→※断乳せずに月経再開させるヒント①|授乳を続けながら月経再開させる仕組み

裏ワザの具体的なやり方は?→※断乳せずに月経再開させるヒント③|やり方

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