遊び食べ・椅子に座らない・行儀が悪いのはどうすればいい?離乳食とマナー

きちんと椅子に座って、最後まで集中して、ご飯も肉も野菜も好き嫌いなくパクパク食べてくれたら…いいですよね。

でもそうじゃない場合はどうすればいいのでしょうか?

 

ちょっと優先順位を整理してみましょう。

「離乳食」は時代遅れになりつつあるし、やり方は決して理にかなっているものでもないので、ここではWHOが推奨する「補完食」として考えます。

補完食の目的は「月齢6カ月~23カ月の子どもに、母乳やミルクでは足りなくなったエネルギーと栄養素を補うこと」です。

 

補完食で最低限守るべきルールはこれだけです。

①無理強いしないこと

②必要な栄養素を補うこと

これ以外の悩みはいったん忘れましょう!

 

気が散りやすい赤ちゃんは、気が散るものは極力取り除くのが鉄則です。

例えばテレビを消すとか、おもちゃはしまうとか。

 

でも、そうやっても食べない赤ちゃんの場合は、テレビをつけているとそっちに気を取られている間にパクパク食べてくれたり、おもちゃなど気になるものに夢中になっている間にパクパク食べてくれたりするんですよね。

そういう時期はずっとは続かないし(赤ちゃんもそのうち飽きる)、主体的に食べられる年齢になれば、テレビやおもちゃがなくてももちろん食べるようになるので、過度に心配しなくていいと思います。

特にお母さんと二人きりで過ごしている場合は、家族がたくさんいる家庭や保育園とは違って、煮詰まりやすい傾向にあるように感じます。

 

「最後までちゃんと椅子に座って行儀よく食べる」は、将来的(10歳くらい?) にできるようになれば十分で、少なくとも0歳や1歳の赤ちゃんができなくても仕方がありません。

ハイハイしながらも食べるならそれでいいし、おもちゃで遊びながら食べるならそれでいいんです。

 

自分でつかみ食べなどをする月齢の赤ちゃんが、途中でご飯で遊び始めたら、「それを止めさせてきちんとご飯を食べることに集中させるように頑張る!」のではなく、大人がそのすきにスプーンでご飯を口に運ぶこともできます。

 

スプーンに興味が出てきた赤ちゃんの食事には、子どもが使う用と大人が使う用に、スプーンを2本以上用意するのが鉄則です。

 

立ったまま食べるのが好きな赤ちゃんならそうすればいいし、大人のひざに座って食べたいならそうすることもできます。

 

赤ちゃんは基本的に大人と同じことをしたがるようにプログラミングされているので、大人と同じ食器(お茶碗やおはしなど)を使うと喜ぶかもしれないし、子ども用チェアじゃなくて大人用の椅子に座らせるとその気になるかもしれません。

 

間違っても、補完食の時期(6-23カ月)の赤ちゃんに、しつけや大人のルールを押し付けてはいけません。

大人が行儀よく食べていれさえすれば、今がどうであっても将来的には、嫌でも子どももお行儀よくなるでしょう。

 

「マナーを守らせること」よりも、「いかに栄養とエネルギーを補給できるか」を優先できれば、補完食の目的は十分に果たすことができるのです。

 

補完食についてのWHOのガイドラインは【第3章まとめ|補完食は離乳食と別のものです】を読めば、全てが分かります。

行儀が悪い・食べない・食べ過ぎる・アレルギーなどについての悩みは【離乳食の悩みから解放されたい!補完食のヒント集】をどうぞ。

2014/1/8更新

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コメント

    • まる
    • 2015年 7月 09日

    いつも参考にさせていただいております!こちらのブログで気が楽になり、座っていられない、離乳食を食べない子供に割り切ってあげることができていたのですが、一歳7ヶ月の今テレビの要求など、どんどん手に負えなくなってきてしまい、このままでいいのだろうかと不安になっています。
    このようにテレビなどを見せてその隙に食べさせたりしていて、少し大きくなってから自分で座って食べられるようになりますでしょうか??
    日本では一般的に遊びはじめたら片付けると言われているので揺らいでしまいます…。
    ちなみにこれをしないと本当に食べず、元気ですが体重は減ってしまいます…。本当にお腹がすいたら自分から食べるとよく言われますが、そんな簡単なことでもないように思いますし…。

    • テレビを見ながらでも食べるなら、素晴らしいと思います!
      とは言いつつ、特に第一子の場合は、子どもならではの行動に対して、「これがいつまで続くのか?」「このままでいいのか?」などと不安になることもあるかもしれません。唯一の答えではありませんが、私の場合でお話しさせていただくと、何事も、「〇歳過ぎても続くようなら悩もう」と考えています。たとえば、「ご飯のときはテレビは消す」というルールを作りたい場合、私なら「3歳を過ぎて少しもルールを守れないようなら、悩んでみよう」と思います。

      ルールを知らせ、実行するには時間がかかるかもしれません。何歳になればそのルールが守れるかは子どもにもよるし、ルールを理解・納得できるようになった後も、できたりできなかったりすることも当然あると思いますが、親の方があきらめずに話し合っていれば、実際に身に付くのは何歳でも構わないんじゃないかなと思います。あと、子どもにルールを守らせるには、まず大人がルールを守る必要がありますね。

      また、「子どもの要求が手に負えなくなってきた」と感じるということは、親のほうが無意識に子供に様々な要求や期待をしているということかもしれません。つまり、「子どもが自分の思い通りにならない!」ということが1番のストレスになっている可能性があるということです。思い通りにならなくても全く問題ないと思います。私たちだって、誰かの思い通りに行動することを期待されたら嫌ですよね!

      なんでもいっぺんに達成しようとするのはハードルが高いので、まずは楽しく食事を食べられるようになること、それができるようになったら次の目標、という風に、子どもに合わせて少しずつチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。

        • まる
        • 2015年 7月 13日

        お忙しいなかをありがとうございます!とってもとっても有難いアドバイスをいただき嬉しく存じます!!

        おっしゃる通りです、こちらの思い通りにさせようとしていました、というかしています…。本当ですね、子供だからといって1人の人間なんですよね…。尊重して自分に置き換えて考え、少しずつ取り組んでいきたいと思います。
        理想が高すぎて自分の首を自分で締めている状態でした…それに子供を巻き込んで、、、
        食べてくれるだけいい!と前向きに!そして次の目標に、ですね。
        迷走していましたが、努力してみます!
        本当にありがとうございました。
        何度も記事を拝読しております。今後も参考にさせていただきます!

        • 少しでも気が楽になれたなら幸いです。
          知り合いや育児本など、よその家の子と比べると不安になることもあるかもしれませんが、たとえば本人の1年前と比べるとどうでしょうか。ずいぶんたくさん、上手に食べられるようになったんじゃないかなと思います(最初は一口食べるのも一生懸命だったのに、着実に成長してますよね!)。
          迷いながらも、建設的なしつけをするためには、「周りはどうか?」よりも、「自分たちはどうなりたいか?」に注目するといいかもしれませんね。

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