離乳食の適量に迷った時のシンプルなルール
離乳食を食べさせるとき、大人が決めた時間に食べさせることや、大人が決めた量を食べさせることに一生懸命になっていませんか?
離乳食(補完食)をどのくらい食べさせればいいか迷ったとき、何を基準にするべきか、原則を確認しておきましょう。
WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」
第3章 補完食
3.1補完食の指導原則
通常は子どもの食欲によってどのくらいの量を与えればいいか分かります。
しかし、病気や栄養不良になると食欲が減ってしまうので、具合が悪い子どもが食べる量は、必要な量より少なくなってしまうことがあります。
病気や栄養不良から子どもが回復しつつある時期は、適切な量を確実に食べられるように、食事が余分に必要になることがあります。
回復にともなって子どもの食欲が増えた場合は、食事を余分に与えましょう。
WHOやユニセフが推奨している補完食は、子どもがお腹が空いたサインやお腹がいっぱいになったサインを敏感に読みとって、それに応じて食べさせることを原則としています。
どのくらい食べさせるべきか迷ったときのシンプルなルールは、「食べそうなら食べさせ、嫌がったら無理強いはしない」ということですね。
子どもの食欲は簡単には分からない?
日本では出産すると「泣いたら授乳する」と指導されますが、本来はそれでは遅すぎる対応だそうで、WHOは出生後すぐから、とにかく「お腹が空いたサイン」を学んでいくことを推奨しています。
最初はお腹が空いているんだかいっぱいなんだか分からないかもしれませんが、気にしておくことでだんだん分かるようになれば、親子共にストレスも減るでしょう。
病気の時の補完食については、【病気中の離乳食の与え方】に詳しく書いてあります。
補完食の目的は乳離れじゃなくて栄養補給
補完食についてのWHOのガイドラインは【第3章まとめ|補完食は離乳食と別のものです】を読めば、全てが分かります。
行儀が悪い・食べない・食べ過ぎる・アレルギーなどについての悩みは【離乳食の悩みから解放されたい!補完食のヒント集】をどうぞ。
2015/10/16更新
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