摂れる栄養を簡単に倍にする方法|離乳食の小食問題

離乳食(補完食)の食事量には一応の目安がありますが、そうはいっても、実際には「50 gで精いっぱい」「大さじ1しか食べられない」あるいは「一口しか食べられない」なんてこともあると思います。

そこで、WHOガイドラインに基づいて、「本来、赤ちゃんはたくさん食べられない」というのを前提にした、簡単な工夫で、摂取できる栄養を大幅に増やすヒントをご紹介します。

 

まず、「離乳食」は時代遅れになりつつあるし、やり方は決して理にかなっているものでもないので、ここではWHOが推奨する「補完食」として考えます。

補完食の目的は「月齢6カ月~23カ月の子どもに、母乳やミルクでは足りなくなったエネルギーと栄養素を補うこと」です。

 

補完食で最低限守るべきルールはこれだけです。

①無理強いしないこと

②必要な栄養素を補うこと

これ以外の悩みはいったん忘れましょう。

 

つまり、必要な栄養を補うためには、量でかせげなければ、質でかせげばいいんです。

 

1.濃度を変えて栄養密度をアップ!

例えば、10倍粥を10 mlしか食べない赤ちゃんがいたとします。

それを5倍粥にしたら、食べる量は同じでも摂取できる栄養素とエネルギー量は、2倍になります。

 

 

そんな単純な話なのか?…そんな単純な話なのです。

 

小食な赤ちゃんには、レシピ本に載っているような「主食・メイン・スープ」など、大人がおいしそうと思うような料理を準備するよりも、「ギュッと濃度の高い混ぜご飯」の方が、少量で効率よく栄養が摂れ、赤ちゃんも大人もストレスが少ないかもしれません。

スープなんて悠長なことをしていたら、それでお腹がいっぱいになってしまうかもしれません。

(スープにしたら野菜を食べる場合など、それが向いているならどんどん取り入れましょう)

 

そもそも10倍粥は、WHOに駄目出しされるくらい、薄すぎる食事なのです→離乳食の10倍粥は薄すぎる!?補完食のカロリーの目安とは

 

2.質の高い栄養素の食材を優先する!

お肉は鉄分の質と量が一番優れた食材だそうです。

大豆製品(豆腐や納豆など)を肉代わりにすることは、栄養効率が悪いので、ちょっとでいいから肉類を取り入れられると理想的です。

子どもに重要なビタミンAは緑黄色野菜に豊富に含まれています。

 

小食のお子さんは「濃度の濃い主食・肉類・緑黄色野菜」を優先して、効率よく高品質な栄養素を摂れるようにしましょう。

 

補完食についてのWHOのガイドラインは【第3章まとめ|補完食は離乳食と別のものです】を読めば、全てが分かります。

行儀が悪い・食べない・食べ過ぎる・アレルギーなどについての悩みは【離乳食の悩みから解放されたい!補完食のヒント集】をどうぞ。

2017/4/7更新

 

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コメント

    • もも
    • 2018年 3月 01日

    初めまして。ブログ、書籍ともに大変参考にさせて頂いています。離乳食が始まり、こちらの内容と離乳食教室や離乳食の本の指導内容とのあまりの違いに驚いています。
    胃腸に負担がかかるので初期は必ず一回食で、肉類は1ヶ月たってから等、事細かな指導に悩みつつ、WHOの基準も馴染みがなさすぎてどこまで取り入れるか難しいところです。特に初期から様々な食材を与えるべき、というところに驚きました。そこで疑問なのですが、人種によって消化能力に違いはないのでしょうか。よく聞くように、日本人と欧米人では腸の長さが違うので肉類の食べすぎは胃腸に負担がかかる、というようなことは根拠がないのでしょうか。離乳食初期から肉類、というのが心理的にハードルが高いなと感じています。

    • はじめまして。書籍のご購入もありがとうございます。
      「常識」と違いすぎて心配になるお気持ち、よく分かります。
      確か、腸の長さが違う説は、デマだったと記憶しています(人種の違いより男女差の方が大きかったような?)。

      なんでも、食べ過ぎは良くないかもしれませんが、本人が食べたがり、健康にも問題ない範囲なら、まず大丈夫じゃないかなと思います。
      やり過ぎかどうかは、お子さんが教えてくれると思います。

      スタート時のスケジュールも良ければどうぞ。

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