月齢別|病気中の母乳・離乳食のあげ方

病気の赤ちゃんには、離乳食(補完食)をあげるべきなのか、おっぱいのあげ方はいつも通りでいいのか…
具合が悪い赤ちゃんにはどうやって栄養補給をしてあげればいいか、迷うこともありますよね。
赤ちゃんの月齢に応じた、対処法のガイドラインです。
WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」
第7章 乳房の管理と母乳育児におけるさまざまな障害
7.17 子どもの病気・黄疸・奇形
<月齢6カ月未満の赤ちゃん>
赤ちゃんが入院中、赤ちゃんの求めに応じて授乳できるように、お母さんも一緒にいて制限なく近づくことを許可されるべきです。
<月齢6カ月以上の赤ちゃん>
幼い子どもは、病気中、補完食よりも母乳の方を好み、授乳頻度が増えるかもしれません。
そのため母乳の生産量も増加し、胸の張りが増したと感じるかもしれません。
お母さんには子どもと一緒に病院に滞在し、欲しがるままに授乳することを勧めましょう。
お母さんや介護者は、補完食を食べさせてみることを続けましょう。
ただし、補完食は元気だった時より一食分の量は減らし、やわらかくし、以前より回数を増やして与える必要があるでしょう。
回復期には、子どもの食欲が増えてくればそれに応じて、余分に食べさせましょう。
月齢関係なく、できるだけ赤ちゃんのそばにいられるように、子どもが入院中ならお母さんも一緒に宿泊していつでも授乳できるような配慮があると、よりいいんですね。
そして、病気中も補完食(離乳食)を与えた方がいいんですね。
病気になったからと、大人の判断で離乳食をストップしたり、段階を下げて食事の回数を減らしたりするのは、回復するためには逆効果かもしれません。
症状が重い場合は食べないと思いますが、食欲があるようなら、食べさせていいんですね。
病気中の赤ちゃんのための離乳食のポイント
- 一回で食べさせる量は少なくして、やわらかくしたものを食べさせる
- いつもより食事の回数を増やす
- 回復期に食欲が出てきたら、いつもより食事の量や回数を増やす
詳しくはこちら
※「病中・病後は離乳食の回数を減らす」は間違い!?病気中の補完食の与え方
2017/4/4更新
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。