入院などによる母子分離の対処法

赤ちゃんが入院することになった場合、またはお母さんが入院することになった場合、

母乳育児を続けるためにはどうすればいいかのガイドラインです。

 

WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」

7章 乳房の管理と母乳育児におけるさまざまな障害

7.16 母子分離

 

<様々な理由による一時的な分離>

母子のどちらかが病気で入院している場合や、赤ちゃんが低出生体重児、または出産時に問題があって特別治療室に入っている場合は、母子分離されて授乳ができないかもしれません(第6章6.1参照)。

 

<対処法>

赤ちゃんと離れている間、母乳の分泌と確立を維持するために、赤ちゃんに授乳するのと同じくらい頻繁に搾乳することを奨励しましょう。

搾乳は冷凍保存できます。

 

赤ちゃんが哺乳可能になり、お母さんと一緒に過ごせるようになり次第、すぐに直母を始められるようにサポートします。

 

赤ちゃんに直母できない場合も、赤ちゃんに授乳していた時と同じくらい頻繁に搾乳すれば、分泌は維持できるんですね。

その理由は、母乳の生産量を調節する仕組みに秘密があります。

母乳を”作る”プロラクチン -仕組み-

母乳の分泌を止める物質が、母乳中に入っている!?

 

赤ちゃんが入院中で、経口栄養や経腸栄養を摂ることができる場合は、搾乳を飲ませてもらえないか、病院に頼んでみることもできます。

お母さんが入院中で、搾乳できる場合は、家族の方などに、搾乳を室温のままか保冷剤で冷やして持って帰り、赤ちゃんに飲ませてもらうこともできます。

 

その他、搾乳量を簡単に増やすテクニックや、室温保存する方法などは、タグ搾乳をどうぞ。

2017/4/2更新

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