WHOは粉ミルクに反対しているわけじゃない

WHOは母乳を推進したいから粉ミルクを規制しようとしている、と思っていませんか?

 

始まりは、逆だったのです。

WHOは、何を考えているのでしょうか?

 

WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」

9章 政策・医療制度・地域活動

9.1 国の政策と法律制定の強化

9.1.2 代替栄養の販売に関する国際規約とその後のWHAでの決議案:“コード”

世界中で、代替栄養の販売が普及しています。

その結果、世界中の乳幼児の健康が害されていることが認識されました。

 

それを受けて、1981年に、WHOの加盟国によって、ある“コード”が採択されました(4)

この“コード”を実行していく経過が世界保健会議で1年おきに報告されました。

その過程で、“コード”をより明確にするための一連の決議案が、WHOの加盟国によって採択されました。

 

この“コード”は、調製粉乳や様々な粉ミルク製品・食品・飲み物・人工栄養の離乳食など、母乳の代わりにされるような代替栄養の販売を規制しようとしています。

“コード”は、哺乳瓶やおしゃぶりの販売も規制しようとしています。

 

“コード”は商品の質と有効性、およびそれらを使用することに関する情報を扱っています。

工業生産された補完食の販売に関しても、その土地で得られる食材を使うことを奨励するように勧告を出しています。

 

つまり、“コード”は商品を禁止しようとしているのではなく、必要もない家族にまで使おうとさせてしまわないように、販売促進方法をコントロールしようとしているのです。

 

メーカーが“販売促進”さえしなければ、少なくともその結果、害が出なければ、この“コード”も、“わざわざ母乳を推進する活動”も生まれませんでした。

 

この規約が言いたいことは、「代替栄養を使用することはOK」だけど、「代替栄養が母乳育児を妨害している/乳幼児の健康に不必要なデメリットを与えている、現在の傾向をコントロールしたい」ということなんですね。

 

代替栄養が必要な家族は、“販売促進”されなくても、適切な情報提供とサポートのもとに、使用することができます。

つまり、“販売促進”の目的は、まさに、「必要のない家族にも使わせようとすること」なので、規制する必要が出てきたのです。

 

医学的根拠なく、気軽にミルクを勧められることもありますが、これはメーカーの“販売促進”と同様に、お母さんが自分の母乳に自信を失ってしまう原因となっています→※育児に関する周りの手出し口出しに困っていませんか?

 

代替栄養が必要な家族とは?→※代替栄養を使用することが妥当な医学的根拠

2016/1/16更新

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