ワクチン接種の時に授乳や離乳食の相談をしてもいい?
ヘルスワーカー(医師・助産師・保健師・看護師などお母さんや赤ちゃんに責任のある専門職)が、授乳や補完食の与え方に問題がないかチェックするタイミングについてのガイドラインです。
WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」
第5章 乳幼児の栄養法の継続的支援
5.1 地域における母親のサポート
囲み記事No.9は、正しい乳幼児の栄養法を実践するための支援を行っている、知識が豊富で熟練したヘルスワーカーとコンタクトを取るためのポイントをまとめています。
母乳育児をしていないお母さんも、これと同じタイミングで赤ちゃんの栄養法の支援を受けましょう。
母乳育児をしていないお母さんを支援するためにも、同じように熟練した技術が必要になります。
囲み記事No.9 正しい栄養法を行うためのサポートはいつするべきか
- 産前ケア(※1)の機会がある度に
- 子どもが産まれる時と産褥期になってすぐに
- 生後
健康的な正期産児は生後2-3日と5-7日とおよそ3-4週目に
低出生体重児はさらに頻繁に、生後2日・3日・5-7日・14日・28日に - 全てのお母さんと赤ちゃんは産後6週目に
- ワクチン接種の機会がある度に
- 乳児検診や乳児訪問の機会がある度に
- 病気の子どもの受診時や、経過観察を受ける機会に
母子の医療制度や医師・助産師・看護師・地域のヘルスワーカーが関わる場合もそうではない場合も、あらゆる機会において、栄養法をサポートするためのチャンスを逃してはいけません。
本職ではないけれど同等の技術と知識を持っているカウンセラーも、栄養法のやり方を改善するための支援をすることができます(2)。
まとめると、これらのスタッフは、妊娠中から産後~幼児期にかけて、連続して、確実にケアしていかなければいけません。
※1 産前ケアとは…妊婦検診や両親学級(パパママ学級・母親学級)など、妊婦とコンタクトが取れるあらゆる機会
日本でも、お母さんや赤ちゃんの健康チェックは、ガイドラインと同じようなタイミングで十分にされているんじゃないでしょうか。
でも、適切な栄養法についてのサポートは、ほとんど受けられる機会がありません。
適切な栄養法を指導できる専門家がいるなら、あらゆる機会に相談してサポートしてもらえると理想的ということなんですね。
2017/4/7更新
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