乳幼児の栄養法のカウンセリングに必要な4つのポイント

乳幼児にどのように授乳したり補完食を与えたりするか(=栄養法)を継続的に支援することは大事なことです。
その際、ヘルスワーカー(医師・助産師・保健師・看護師などお母さんや赤ちゃんの健康に責任のある専門家)はお母さんにカウンセリング(問診)をすることになります。
どのようにカウンセリングするべきなのでしょうか?
WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」
第5章 乳幼児の栄養法の継続的支援
5.2 乳幼児の栄養法のカウンセリング
乳幼児の栄養法のカウンセリングとは:ヘルスワーカーがお母さんと赤ちゃんが様々な困難を克服しながら良い栄養法を実践する手助けをしていくプロセスのこと。
乳幼児の栄養法のカウンセリング方法は、子どもの月齢とお母さんの環境によって、細部が変化します。
通常は、ヘルスワーカーは以下のことを守るべきです
①良いコミュニケーションとサポートの技術を用いましょう
- お母さんの話を良く聞き、十分に理解しましょう
- お母さんに自信をつけさせ、必要な支援をしましょう
②状況を評価しましょう
- 子どもの成長を評価しましょう
- どのように授乳し補完食を与えてきたか経歴を聞きましょう
- 授乳の様子を観察しましょう
- 子どもとお母さんの健康を評価しましょう
③問題を管理し、良い実践方法ができるように補強しましょう
- お母さんや子どもに必要と判断した場合は病院などを照会しましょう
- 授乳や補完食でお母さんが困難を感じていることや、うまくできないことを介助しましょう
- 良い栄養法を実践できるようにサポートしましょう
- お母さん自身の健康・栄養・家族計画についてカウンセリングしましょう。
④フォローアップも行いましょう。
まとめると、ヘルスワーカーには以下の能力が求められるということです。
①必要な情報を引き出し
②それを正しく評価し
③問題があれば修正を、良好であれば補強をし
④その後も継続できているかをチェックする
具体的に、どのように行えばいいかについても、WHOは詳しいガイドラインを策定しています→●第5章まとめ|スキルのある医師・助産師・保健師の見分け方
2017/4/7更新
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