母乳育児に制約があるお母さんと赤ちゃんのための栄養法
通常通り母乳育児するのが難しい状況が起こった場合に、赤ちゃんに栄養を摂らせるには何に気をつければいいかのガイドラインです。
誰でも困難な状況になる可能性があります。
自分が当事者になったときも、身近な人に起こったときも、遠くの人を支援するときも、きっと助けになってくれる大切な話です。
WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」
第6章 例外的に困難な環境の乳児の適切な栄養法
この「乳幼児の栄養法のグローバル戦略」を実施する目的のひとつは、
特に、例外的に困難な状況にいるお母さんと赤ちゃんが母乳育児を行うためにはどうすればいいか、
それに必要な対処法について取りあげることにあります。
ここでいう困難な状況とは、低出生体重の赤ちゃん、栄養不良や緊急事態の中で暮らす赤ちゃん、HIV陽性のお母さんから生まれた赤ちゃんのことです。
WHOは、「すべての人々が可能な最高の健康水準に到達すること」を目標にしています。
困難な状況では通常のガイドライン通りにはいかないこともありますが、それでもお母さんの潜在能力を最大限活かしながら、赤ちゃんになるべく負担をかけずに健康に育てるためにはどうしたらいいか?を実現することに、力を入れています。
HIV陽性の場合の母乳育児については、2009年に発表された国連の推奨方法を利用することはできますが、その後も研究が進められていて、新しいデータが出ているようです。
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