離乳食の1回食・2回食という考え方はもう古い?WHOが推奨する回数とは

補完食の目的は、月齢6カ月~23カ月に、赤ちゃんに必要なエネルギーと栄養素を補うことです。

補完食を始める時期に、一般的な赤ちゃんに必要な食事と軽食の回数はどのくらいでしょうか?

補完食と母乳との関係はどうなるのでしょうか?

 

WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」

第3章 補完食

3.1補完食の指導原則

 

表1に示すように、母乳で育っている月齢6-8カ月の赤ちゃんは、一日に2-3回の食事が必要です。

月齢9-23カ月の赤ちゃんは一日に3-4回の食事が必要です。

子供の食欲によって、さらに1-2回の栄養豊富な軽食を与えてもいいでしょう。

 

軽食とは、食事の間に食べる食べ物のことで、多くは自分で食べられるフィンガーフードや、簡単で準備しやすいものと定義されます。

油で揚げると、エネルギー密度が高くなります。

 

子供の食欲や発達に従って、表に示された月齢の範囲ごとに、食事を2回から3回へ、また少量から徐々に量を増やしていきましょう。

 

子供が食べる量が少なすぎると、必要なエネルギーをカバーするために十分な食べ物を摂取できなくなるでしょう。

 子供が食べる量が多すぎると、哺乳量が減ってしまうことや、全く飲まなくなることさえあるでしょう。

 

一歳になるまでは、母乳を別のもので置き換えようとしてしまうと、子供が摂取する栄養全体の、質と量が減ってしまうかもしれません。

 

※フィンガーフードとは、いわゆる「手づかみ食べ」で食べられるような食事のことです。

 

必要な栄養を補うためには、初期から、2-3回の食事を与える必要があるんですね。

母乳を全く飲んでいない場合は、さらに食事の回数を増やした方がいいそうです→※栄養の質が大事!完ミの赤ちゃんの補完食


<補完食の目的は”乳離れ”ではなく、”栄養補給”>

離乳食の「離乳」の意味は、「乳離れ」ですね。

 

母乳育児や長期授乳のメリットが次々と証明されている今日では、もはや「離乳食」という言葉は科学的じゃないし、流行遅れになりつつあります。

厚労省も、「離乳の完了期とは、乳汁を飲まなくなったという意味ではない」という矛盾した注釈を加えるほど、時代に沿わなくなっています。

 

赤ちゃんの健康と発達のためには、一生懸命乳離れさせようと頑張るより、むしろ、ちゃんと母乳を確保できるようにした方がいいんですね。

 

よく食べる赤ちゃんも、哺乳量が減り過ぎていないか気を付けて、可能なら、少なくとも1歳までは母乳を飲ませられるといいようです(WHOは2歳以上まで授乳することを推奨)。

あまり食べない赤ちゃんは、補完食を食べないからと断乳してしまうと、栄養不足になるリスクが逆に高まってしまうかもしれないのです。

 

補完食の目的は乳離れじゃなくて栄養補給

補完食についてのWHOのガイドラインは【第3章まとめ|補完食は離乳食と別のものです】を読めば、全てが分かります。

行儀が悪い・食べない・食べ過ぎる・アレルギーなどについての悩みは【離乳食の悩みから解放されたい!補完食のヒント集】をどうぞ。

 

母乳が重要な理由を医療者向けに説明した【第1章まとめ|なぜWHOは母乳を推進するのか】にも、意外な事実がたくさん書かれています。

2014/8/10更新

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