哺乳ストライキを起こしたらどうすればいい?授乳拒否の対処法

 

赤ちゃんがおっぱいを拒否したときに、してはいけないことと、効果が期待できる対処法についての、WHOのガイドラインです。

 

WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」

7章 乳房の管理と母乳育児におけるさまざまな障害

7.13 授乳拒否

 

<対処法>

原因が分かれば、可能なら対処したり取り除いたりするべきです。

 

お母さんは、赤ちゃんから離れる時間を減らし、赤ちゃんを混乱させるような様々な変化を避けるには、どうしたらいいか考えてもいいでしょう。

 

授乳の技術を改善するために介助してもらい、どうやったら哺乳瓶やおしゃぶりを使わずに済むかサポートしてもらうこともできます。

 

また、以下のようなことを介助してもらうこともできます。

  • スキンtoスキン・コンタクトをたっぷり行って、一時、他の介助者のいないところで赤ちゃんと密着すること
  • 哺乳に興味を示したようなサインがあるときはいつでも授乳してみること
  • 赤ちゃんの口の中に直接搾乳してみること
  • 乳房をゆすったり、乳房の方を向くように頭を押さえつけたりするのを避けること
  • 再び直母する意思が出るまで、可能なら搾乳をコップで飲ませること

 

授乳拒否の対処法の基本は、

  1. 授乳拒否の原因が分かれば、それに対処する。
  2. 授乳は無理強いしないようにする。
    →泣いている赤ちゃんに、無理矢理授乳しようとしないようにしましょう。
  3. スキンtoスキン・コンタクトなど、心身共に母子で密着するように心がける。
    →やり方は下に書いています。ぜひ試してみてください。
  4. いつでも(時間やシチュエーションにこだわらないで)直母を試みてみる。
  5. (直母できるようになるまでは搾乳を飲ませる)

なんですね。

 

 

哺乳瓶を使わずに赤ちゃんに飲ませる方法としてWHOが推奨しているのは、コップで授乳する方法(カップフィーディング)です。

カップフィーディングのやり方(図解)

手で搾乳する方法

 

スキンtoスキン・コンタクトとは、お母さん(上半身)と赤ちゃんが裸の状態で、赤ちゃんを胸に抱いて、その上から服を着たり、布団でくるんだりする方法です。

母子ともにお互い裸でスキンシップする方法は、育児で何か困った時にはとても効果的のようです。

 

スリングや抱っこひもなどを利用して、できるだけ長時間、裸(ブラジャーも無し!)で密着した状態で過ごし、いつでも赤ちゃんのそばにおっぱいがある状態で、いつでも直母をトライできる環境が作れるといいかもしれません。

カンガルー作戦のやり方が参考になるでしょう。

※授乳拒否の改善のためにカンガルー作戦を試す場合は、赤ちゃんの帽子は必要ありません。

 

赤ちゃんには赤ちゃんの考えがある

赤ちゃんはいつでも喜んでおっぱいを飲むものと思いきや、すぐ口から出したり泣いたり怒ったりと、いろんな反応を見せることがあります。

タグ飲まないから、「母乳が出ていない不安を解消できる情報」や、「赤ちゃんはどのようにおっぱいを飲むのかの研究結果」などを知ることができます。

授乳拒否のパターンについて考察した授乳拒否の三大原因と対処法も参考にどうぞ。

 

2017/4/2更新

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コメント

    • ゆみ
    • 2016年 11月 13日

    現在生後15日の我が子は、右のおっぱいを交差抱きで飲ませ、左のおっぱいを縦抱きで飲ませているのですが、特に縦抱きをすると身体をくねくねねじらせ、うーうーうなりながらおっぱいを飲みます。
    ひどい時には顔を真っ赤にしながら身体をねじらせおっぱいを咥えて泣いたりします。
    これはおっぱいを飲みたいのでしょうか、それとも飲みたくないけど無理矢理飲んでいるのでしょうか。見ていてかわいそうで、どう対処すればいいのか悩んでいます。アドバイスください。

    • お子さんのおっぱいを飲む様子が見ていて辛そうで、心配されているんですね。コメントから得られる情報が少ないので、あくまで想像ですが、もしかしたら母乳の勢いが強いのかな?と思いました。たて抱きにすると、効率よく母乳が出てくることは考えられます。母乳の生産量が多すぎる場合は#母乳過多の対処法、オキシトシン反射が強いだけの場合はポジショニングを工夫することで飲みやすくなるかもしれません。

        • ゆみ
        • 2016年 11月 28日

        お返事を頂いてから、自分が母乳過多なのかオキシトシン反射が強いのか判断しかねる部分がありまたコメントさせてもらいました。
        私自身のおっぱいは産後かなり張りましたが、赤ちゃん主導の母乳育児に切り替えてからか、今はしこりができたりパンパンに張るということはなく生後1か月が経ちました。
        娘は1日に黄色く粘りのあるウンチを2〜4回します。白いプツプツが混ざる時もあります。1か月健診では体重が1日に39g増加していました。
        私のおっぱいのオキシトシン反射が強いのかもしれないと思い、交差横抱きで授乳するようになって始めはごくごく飲んでくれていたのですが、最近はおっぱいをくわえる→オキシトシン反射が起きておっぱいがツーンと痛くなって母乳が出る→少しごくごくと飲んだ後、顔を遠ざけるようにおっぱいを離そうとしたり途中でむせて吹き出す→しばらくしてまたおっぱいをくわえるという感じです。途中からくわえ方が浅くなりコポコポと音がして上手く飲めていないようで空気も一緒に飲んでしまったりします。またおっぱいに溺れているような時もあります。おっぱいを途中で離してしまうので、その間母乳が飲まれないままタラタラと流れ出てしまいティッシュで抑えるとビチョビチョになります。
        これは母乳過多の傾向なのでしょうか?
        どうすればむせずに飲んでくれるようになるのかアドバイスをお願いします。

        • コメントを拝見した感じだと、母乳過多は心配するほどではなさそうなので、ポジショニングを工夫すると、もう少し飲みやすくなるかもしれませんね。レイドバック法添い乳などはいかがでしょうか。
          交差横抱きがやりやすければ、交差横抱きでおっぱいをくわえさせたまま、後ろによりかかるか、そのまま仰向けに寝てしまって授乳を続けてもいいかもしれません。

          お子さんは、むせるのは不快のようだけどおっぱいを飲む意思は十分あるように見受けられるので、今は重力を利用して母乳がのどに直撃しにくくなるよう工夫しつつ、もう少し体が大きくなればどんな体勢でも平気で飲めるようになるかもしれません。

    • まみ
    • 2016年 11月 15日

    こんにちは。ただいま生後3ヶ月の娘を育てております。
    数日前から母乳拒否されるようになり、ショックで泣きながら授乳したり無理やり咥えさせようとしてしまいました。
    赤ちゃんの体重も重いほうではなく、先日行った3ヶ月健診で気になるならミルクを昼間もたしたら?と言われ、胸も張らないし母乳がでていないのか、まずいのかなど考え昨日はミルクに頼ってしまいました。(普段は夜寝る前に60ほど足し昼間は母乳のみです)このまま母乳は受け付けてもらえずでなくなってしまうのかと悩んでいたところです。
    こちらのページを見させていただき、眠くなった時などに口元に持っていくと飲んでくれました。しかしまだ目が覚めてる時は拒否で、お腹が空いて泣く時にはミルクをあげ、眠くなってきたら少しでもおっぱいをでリズムがばらばらになってしまいました。
    今はおっぱい優先でリズムは気にしなくていいものですか?また泣いていても飲んでくれない場合はミルクで仕方ないですか?すみません。

    • 授乳の時に赤ちゃんが泣いて飲んでくれなくなって悩んでいらっしゃるんですね。
      「今はリズムは気にしなくていいのか」ということですが、母乳育児はリズムを気にしていると上手くいきにくいことが分かっているので、もちろん時計は気にせず、いつでも授乳することができます。月齢が何ヶ月であろうと同様です。
      詳しくは、#母乳育児が軌道に乗る授乳方法を参考にどうぞ。

      今の課題を解決するために、まずは、母乳育児についての基礎知識を身に付けることが最も近道だと思いますので、その間はミルクも不安にならずにあげていいと思います。#カップフィーディングという方法や、#搾乳をあげる方法もあります。

      まみさんの場合は、授乳のストレスを減らすために、タグ#母乳不足感の記事もお役に立てると思います。

    • りさ
    • 2017年 1月 30日

    初めまして。現在、まもなく2か月の直母の拒否に悩んでおり、こちらに行き着きました。
    切迫早産で2か月の入院の末、36週で帝王切開で出産しました。
    病院は母乳指導の意識が低い所でした。
    同室になるまで哺乳瓶でミルク授乳、同室になってからは乳首が小さいからと保護器を付けて授乳を始めました。入院生活と手術で体は辛く、また知識不足で回数もやり方も適切でなかったのだと思います。授乳量は何度計ってもゼロ、言われるままに安易にミルクを足して、ほぼ完全ミルクで退院、今も吸わせてはいますがほぼ完全ミルクです。
    一番困っているのは授乳拒否で、まずは必ず泣いて拒否、無理矢理吸わせたりミルクを先に少し与えてから吸わせたりして現在に至ります。基本的に保護器を付け、後から外して直母にすり替えるとたまに成功するのですが、最初から直接だと大泣きして反り返ります。
    搾乳も時々しますが両胸で10mlに満たないです。
    母乳相談室も行きましたが無理矢理乳首を口にくわえさせられぎゃん泣きして終わったため、全く解決しないどころか逆効果でやめました。
    何度も諦めようと思いながら諦めきれず、今日ここを見つけました。
    カップフィーディングとカンガルー作戦を始めたいと思い、試しに胸を出したまま抱いてみましたが空腹時でないのに反り返って泣かれてしまいました。
    まもなく2か月ですが、このタイミングでも完母とは行かないまでも直接哺乳してもらえるように挽回できるでしょうか。カンガルー作戦は続ければ慣れるものでしょうか。
    まだまだ不勉強なので、これからさらによく読ませていただきます。

      • りさ
      • 2017年 1月 30日

      すみません、補足です。
      生後まもなく2か月の息子です。36週出産でしたが出生時3300gあり、哺乳の力はあると思いますが、直母の時(保護器付きも含め)吸われている感覚はあるものの、哺乳量は退院以降計測できず、飲めているのかわからない状況です。

    • 長期間の入院や、病院や母乳相談室で適切な対応をしてもらえなかった中、2ヶ月以上一人で奮闘されていたんですね。とても大変だっただろうなぁと想像します。これからも母乳育児を継続したいとのことで、考えられるポイントをまとめさせていただきますね。

      ●授乳パターンとポジショニングの改善をはかる
      この二つの「知識」を急いで習得することで、「母乳の生産システムを上手く立ち上げる」助けになることが期待できます。
      同時に「スキル」の習得も必要ですが、これは練習期間も必要なので、たとえ母乳の生産システムが軌道に乗ったとしても「直母で十分な母乳量を飲めるようになる」ためには、もう少し(1ヶ月とか?)かかるかもしれませんので、焦らず試してみてください。
      授乳パターンは母乳育児が軌道にのる授乳方法のやり方・疑問・悩みを、赤ちゃんの抱き方とおっぱいのくわえさせ方はポジショニングを参考にされてみてください。

      ●無理やり授乳はNG 
      今はまだ「自分がどうしたいか・お母さんにどうしてほしいのか」などが、お子さん本人も、りささんもよく分からないことが多く、結果的に「ぎゃん泣き&困惑」というパターンが多くなっているかもしれませんが、それは当然のことだと思います。
      まだお互いに意思を表示したりそれをキャッチしたりする練習中なので、うまくいかなくても自然なことで、その調子で「おっぱい欲しいの?え、いらないの?じゃぁ何がしてほしいのかな?」などと、落ち着いて対応していれば、泣き止ませることができなくても十分上手くやれていると思います。
      そのうち、赤ちゃんも意思の伝え方が上手くなってくるかもしれないし、りささんも慣れてきて、分かることが増えていくかもしれません。

      ●カンガルー作戦は長い目で見る 
      これも、無理やりやるのはNGで、お互いが心地よいと感じる範囲内で、できるだけ多く試してみると効果があると思います。
      1ヶ月くらい試してみようかな、という感じで、すぐに泣いて終了するときもあれば5分くらいできた、10分くらいできた、という時もある感じで、焦らず試してみるのはいかがでしょうか。

      ●簡単な搾乳も効果的 
      直母がうまくいかない間は、搾乳することで生産量を増やす効果が期待できます。赤ちゃんのお世話をしながらの搾乳は大変なことなので、無理のない範囲で、家庭にある小さめのコップに搾乳し、そのまま赤ちゃんに飲ませる、という感じで1日に何度かできるといいかもしれませんね。手搾りで10mLしぼれるなら、母乳はうまく生産されているんじゃないかなと思います。搾乳に、基礎知識が載っています。搾乳量を増やすコツも参考にどうぞ。

        • りさ
        • 2017年 1月 30日

        返信ありがとうございます!
        希望が持てたように思います。焦らず進めたいと思います。

        頂いたアドバイスやを元に以下のように進めればよいかと考えているのですが、合っていますでしょうか。
        ①赤ちゃんの授乳サインに気がついたらまずは直母を試す。
        (今は拒否されているので無理しない)
        ②搾乳した母乳があればカップ授乳
        ③足りなければミルクをカップ授乳

        ちなみにカップ授乳は母に「更に混乱しそう、飲めなくなって成長に悪影響が出るのでは」とかなり反対されたのですが、どう説得したらよいでしょうか。
        カンガルー作戦は、早速、乳首を舐める仕草があり驚いています。無理強いにならないよう焦らず続けます。

        • ご自分でプランを立ててみて実行してみようというのは、とてもいいですね!育児に正解はないので、やってみてうまくいかないことがあればまた考える、ということができれば、十分上手くやれていると思います。

          カップ授乳は、「早産の赤ちゃんでもできる、母乳育児を邪魔しない世界的に信頼されているやり方であること」を伝えてみると、少しは理解していただけるでしょうか。昔は哺乳瓶が当たり前でしたが、その後研究が進んで哺乳瓶はよくないこと、コップは優れていることが分かってきたんですね。
          かつてお母様が育児をされてきた経験は尊重する価値がありますが、それと同様にりささんの考えも尊重する価値があるので、自信をもって、自分の考えを伝えるなり実践するなりしていけばいいんじゃないかなと思います。

          カンガルー作戦で赤ちゃんの新しい反応が見られたとのこと、よかったですね!その調子でコミュニケーションをとっていけるといいですね。

            • りさ
            • 2017年 2月 02日

            再びアドバイスありがとうございました。

            カンガルー作戦、昨日までは順調だったのですが、昨日うっかり「そろそろ吸ってくれるかな?」と無茶してしまい、再び嫌われてしまいました…。
            すごく反省しています。
            こんなに簡単に信頼が崩れるなんて。
            とにかくふれあって信頼回復からしたいと思います。

          • ちょっと無茶をしたら、嫌われてしまったと感じたんですね。
            そこで「母乳が出ていないんだ」と思わずに、「信頼関係が崩れてしまった」と考えられることは、普通なかなかできないことであり、早くもカンガルー作戦の効果が出ているなぁと感じます。おふたりはとても良い調子でコミュニケーションが取れているんじゃないかと思います。
            直母がほとんど難しい場合は、楽に搾乳できる分だけでいいので、1日10回などこまめにコップに搾って赤ちゃんに飲ませてみると、母乳の生産量をキープするために効果があるかもしれません。

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