赤ちゃんは泣かせない方がいい|生理学的理由

母子異室の産科施設では、赤ちゃんが泣いても、お母さんは対応することができません。

3時間おきの授乳時間だけ、お母さんに会えるシステムの所もあるようです。

 

その間、泣いても対応してもらえない赤ちゃんは、生理学的なリスクにさらされることが分かってきました。

 

産まれたばかりの赤ちゃんにとっては、泣くことは生理学的に有害であることも分かってきました。

 

赤ちゃんが泣く時間が長くなりすぎると、血流が大きく変動し、脳内の酸素濃度が低下して、脳内の血流量が増加します。

その結果、血圧が上昇することで脳圧が上がり、脳出血のリスクが生じます。

 

一方で、低酸素の血液が、肺よりも大循環へと多く流れ込みます。

概して、新生児の泣きは、大人のバルサルバ法(耳抜きを使った耳の検査)に似ていて、静脈が大静脈に戻るのを遮断し、一時的に新生児の心臓内に、胎児の循環系を再現してしまうのです。

 

<原文>

Lisa Marasco, BA, IBCLC and Jan Barger, MA, RN, IBCLC. Examining the Evidence for Cue feeding of Breastfed Infants

 

もちろん、赤ちゃんが泣いたら、即アウトというわけじゃないでしょう。

抱っこしても何しても、泣きやまないときもあるかもしれません。

 

でも、医学的処置をするためではなく、ルーティン的に母子別室すると、生理学的なデメリットを助長することになってしまうんですね。

 

赤ちゃんに優しい病院と認められるためには、出産直後から24時間母子同室で過ごせることも条件に入っています。

 

 

第4章まとめ|赤ちゃんに優しい病院、BFHとは

2017/5/12更新

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