離乳食に問題がある場合の対処方法|WHOガイドライン

母子の健康に責任のある専門職のスタッフは、赤ちゃんとコンタクトを取れる機会に、正しい補完食(離乳食)を与えているか評価をすることが必要です。

その際に、問題点が見つかった場合の対処方法についてのガイドラインです。

 

WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」

5章 乳幼児の栄養法の継続的支援

5.5 問題を管理し、良い栄養法を実践するための支援

5.5.2 問題点と悪いやり方を指導する場合

<補完食>

月齢6カ月以上の子どもは、栄養不足になっていることや成長が不十分なこと、または十分に食べていないことがあります。

そういう場合は、お母さんやお世話をする人は補完食に困っていなくても、やり方は正しくないのです。

 

そういう状況では、子どもの食事の与え方を改善するために、話し合いが必要なんだと認識しましょう。

食物摂取の参照表(5)を使って、子どもが推奨方法通りに食事を与えられているかを調べましょう。

お母さんに必要な情報は何か、子どもの食事を改善するためにできることは何かを判断しましょう。

 

Table 5

5 食物摂取の参照表(月齢6-23カ月の子ども)

PDFはこちらから:表5 食物摂取の参照表

 

最初の欄には前日の24時間で子どもが食べたものについての質問があるので、子どもがどのように食事をとっているかを知ることができます。

2つ目の欄には理想的な与え方が示してあります。

3つ目の欄にはお母さんが行っているやり方に対して、どの情報を伝えるべきか判断するためのポイントが示してあります。

 

子どもの体重の増え方が、身長の伸び方に対して早すぎて、過体重になるリスクがある場合もあります。

食物摂取の参照表を用いることで、子どもの食事を評価することもできます。

ただし、カロリーの高い、工業生産された加工食品を使っているかについて、いくつか質問する必要もあるかもしれません。

 

補完食の与え方についてのWHOのガイドラインはこちら

●第3章まとめ|補完食は離乳食と別のものです

 

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