母乳が出ないおっぱいでも授乳可能|補助的哺乳という選択肢

母乳が出ていなくても、頻回に直母を続けていれば母乳の分泌は増えていきます。

その間、母乳が出ない乳房から赤ちゃんが直母したがらない場合は、以下のような専門的な授乳の補助方法が役に立ちます。

 

WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」

6章 例外的に困難な環境の乳児の適切な栄養法

6.4 授乳の再開

 

<補助的な哺乳のやり方>

このテクニックは、通常、医療施設での監督の元で行う必要があります。

授乳の補足装置は、搾乳やミルクが入ったコップと、そこから乳房につながっているチューブでできています。

チューブは乳首に沿って赤ちゃんの口の中に入るようになっています。

 

赤ちゃんはチューブからの補足を飲むことができ、同時に乳房の吸てつもできるので、お腹も心も満足できます(図19)。

Figure 19

 

チューブには、細い鼻腔チューブ(ゲージ8)か、細いビニール製チューブを用いるべきです。

お母さんがコップの高さを高くしたり低くしたりすることで、チューブから出てくる量を調節できます。

 

毎回の授乳が30分くらいになるように調節しましょう。

チューブが太い場合は、結び目を作ったり、チューブをピンチで止めたりすることで、流れる量を調節できます。

コップとチューブは、きれいに洗い、お母さんが使用するたびに滅菌しましょう。

 

補助的な哺乳を与える時間以外も、赤ちゃんが哺乳したがればいつでも、直母させるようにしましょう。

 

補助なしで直母したがったときは、補助はやめてコップで搾乳を飲ませ始めましょう。

コップで飲ませられるようになると、自宅でも赤ちゃんのケアを行いやすくなります。

 

これはあくまで、「赤ちゃんが母乳が出てこないと直母するのを嫌がる」場合に、その期間だけ行う方法です。

直母させることで、吸てつの刺激が母乳の生産を促す効果と、赤ちゃんが精神的に満足できる二つの効果があるんですね。

母乳を”作る”プロラクチン-母乳量の調節-

 

母乳が出ていなくても喜んで直母したがるような赤ちゃんは、直母+コップによる補足で十分なんですね。

 

これは、母乳を増やすための刺激を与える目的だけでなく、「母乳は出なくても直母で授乳したい」という場合にも役に立つ方法です。

2016/1/16更新

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