鼻づまり・鵞口瘡・直母ができない場合はどうする?病気の赤ちゃんへの授乳方法
赤ちゃんは鼻づまりと仲良しですよね。
病気が原因で、授乳が難しくなる場合もあります。
「鼻づまりの掃除の仕方」と、病気などが原因で「直母できない赤ちゃんへの飲ませ方」のガイドラインです。
WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」
第7章 乳房の管理と母乳育児におけるさまざまな障害
7.17 子どもの病気・黄疸・奇形
鼻づまりのある赤ちゃん
食塩水や母乳を滴下して、ねじって芯を作ったティッシュで鼻をきれいにする方法を教えてもらいましょう。
鼻が通るようになるまでは、授乳時間を短くすることで、息継ぎする時間を与えることができます。
その代わり、授乳の回数を増やします。
鵞口瘡(カンジダ)による口の痛みがある赤ちゃん
お母さんの乳首と赤ちゃんの口の中両方を、ゲンチアナバイオレットやナイスタチンで治療するべきです(第7章7.8参照)。
適切に直母することはできないけど、経口・経腸栄養は可能な赤ちゃん
お母さんは搾乳することができます(第4章4.5参照)。
母乳の分泌維持のためには、授乳する場合と同じ回数、つまり24時間で8回は搾乳しましょう。
搾乳は、コップや鼻腔チューブやシリンジで飲ませることができます。
赤ちゃんが欲しがれば、いつでも哺乳することを奨励しましょう。
搾乳を楽にするコツは、タグ搾乳をどうぞ。
鼻づまりで直母が難しいときも、コップで搾乳を飲ませると息継ぎをしながら飲める場合もあります。
2017/4/2更新
コメント
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こんにちは
いつも参考にさせていただき、大変助けられています。
第一子の生後65日の息子の授乳時間について質問です。
授乳時間が40分以上かかることが多く、ポジショニングに気をつけて授乳してみても時間が長くかかってしまいます。
成長とともに短くなっていくものなのでしょうか?
本人は飲み終わったら寝落ちしたり 機嫌はいいようですか、私が疲れたり時間が割かれてしまい、ずっとこのままではしんどいと思ってしまいます。
あと、成長していくと授乳回数が減るものと思っていましたが、今のように夜間も含め頻回の授乳が続くのでしょうか
仕事復帰の予定はなく、できるだけ母乳を与えたいと望んでいますが、覚悟を決めるためにもお訊ねしたく メッセージを送らせていただきました。
ご多忙のところ恐れ入りますが、お答えを授かれますと大変ありがたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
ヒロノイクエ
授乳が頻繁で時間もかかるので、母乳はあげたいけど辛いなと感じていらっしゃるんですね。
「覚悟を決めるため」とのことなので、お子さんの要求に応えることもやぶさかではないと思えてくるかで負担感が変わりそうですが、今の授乳回数が10回程度であれば、一年以上続く可能性は…ありますね…
ただ、しょっちゅう40分以上かかるのは長いと思うので、やはりポジショニングに改善の余地があるんじゃないかなと思います。
肩こりなどあれば、確定だと思います。
ポジショニングが悪くても、月齢3ヶ月頃には授乳にかかる時間が短くなる可能性があります。
でも、月齢が進んでも、寝ながら飲むときや、その必要があるときは、30分以上かかることもあるかもしれません。
お子さんの行動は何が正解なのか不安になったら、授乳パターンの情報もお役に立てるかもしれません。