乳幼児の栄養法のカウンセリングスキル|Open Question

ヘルスワーカー(医師・助産師・保健師・看護師などお母さんや赤ちゃんに責任のある専門職)がお母さんと赤ちゃんの状態を問診するために必要なスキルの一つ、上手な質問の仕方についての説明です。

 

WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」

5章 乳幼児の栄養法の継続的支援

5.3 良いコミュニケーションとサポートの技術

話を良く聞いて理解するためのスキル

開かれた質問(open question)をしましょう

 

「開かれた質問」とは、「どのように」「いつ」「誰が」「何を」「なぜ」が含まれるような質問のことです。

これに答えるためには、いくつかの情報を出す必要があります。そうすると、話を促すことができ、会話がはずむようになります。

 

その反対は「閉ざされた質問(closed question)」です。

これは「あなたは~しますか?」「あなたは~ですか?」「彼は~ですか?」「彼女は~を持っていますか?」などという質問のことです。

これには「はい」「いいえ」で答えることができるので、得られる情報はほとんどありません。

 

開かれた質問はもっとおおまかでいいので、例えば「~についてもっと教えてください」などと会話を展開することができます。

 

お母さんがたくさん話をしてくれると、必要な情報を得ることができるので、適切なアドバイスができるようになるのですね。

2017/4/7更新

 

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