飲むと母乳の生産量がアップする?WHOが認める内服薬2つ

母乳の分泌を増やすには、赤ちゃんに直母してもらうことが不可欠です。
もし、それだけでは効果がなかった場合、一般的な内服薬を使って生産量を増やすことが期待できます。
WHOが分泌アップに効果があると認めている薬と、飲み方のガイドラインです。
WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」
第6章 例外的に困難な環境の乳児の適切な栄養法
6.4 授乳の再開
<催乳物質>
催乳物質と呼ばれる薬品を、母乳の分泌を促進するために使うこともあります。
これは、直母や補助的哺乳や搾乳などを行うだけでは効果がなかった場合に行います。
用いられる薬品
- メトクロプラミド
一日に10 mgを3回、7-14日間服用する。
- ドンペリドン
一日に20-40 mgを3回、7-10日間服用する。
しかし、薬が役に立つのは、女性が正しい授乳の仕方を介助してもらい、赤ちゃんが吸てつすることによる乳房の刺激も受けている場合に限られます。
メトクロプラミドとは、日本ではプリンペランという製品名で販売されている胃腸薬です。
ドンペリドンとは、日本ではナウゼリンという製品名で販売されている胃腸薬です。
ただ、単に薬を飲めば母乳が増えるわけじゃないようです。
赤ちゃんに頻回に直母することと併用して、初めて効果があるということなんですね。
2017/4/6更新
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